生まれ持った性別に違和感を抱える7歳のサシャとその家族を追ったドキュメンタリー映画『リトル・ガール』から、サシャを取り巻く現実、そしてサシャの幸せのために社会と戦う家族の様子を切り取った映像が解禁された。
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今回解禁となった本編映像は、バレエ教室で、男の子用の衣装しか着させてもらえないサシャの様子を捉えたところから始まる。その後、自宅で大好きなワンピースに着替えるサシャ。「学校では着られないけど」「バレエにも」そう悲しげに呟くサシャに対して、「いつか認めてもらえる、それまでは家やお外で着ればいい」「学校もなんとかなるわ」と、母親は優しく言い聞かせている。
「医師の証明があります、“家庭や学校で、サシャを受け入れる取り組みが必要”“女の子として扱うべきだ”と。そうです、だから望み通りに」「医師の証明をもらいました。これで証明できます。お願いします」と、訴える母。少しでも彼女の願いが叶えられるように。サシャ本人とはまた違った場所で闘う家族の様子を切り取ったものとなっている。
本作は、2020年ベルリン国際映画祭で上映後、モントリオール国際ドキュメンタリー映画祭のピープルズ・チョイス賞やシカゴ国際映画祭国際ドキュメンタリーコンペティション部門 シルバー・ヒューゴ賞など、世界中で様々な映画賞を受賞。また、新型コロナウィルス感染の影響により劇場が封鎖されたフランスでは、同年12月にTV局ARTEにて放送され、視聴者数1,375,000人、その年のドキュメンタリーとしては最高視聴率(5.7%)を獲得。オンラインでも28万回以上の再生数を記録するなど大きな反響を呼んだ。
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『リトル・ガール』は11月19日(金)より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて順次公開。