アカデミー賞2部門ノミネートのダークファンタジー『ほんとうのピノッキオ』より、ピノッキオが出会う奇妙なクリーチャー、カタツムリとマグロのメイキングを収めた本編映像が解禁された。
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100年以上にわたって世界中で読み継がれてきた児童文学「ピノッキオの冒険」を『ゴモラ』『五日物語』の鬼才マッテオ・ガローネが原点に回帰して、斬新にビジュアライズした本作。絢爛にして驚きに満ちた、まさに大人のためのおとぎ話と呼ぶにふさわしい、神秘的で驚きに満ちたダークファンタジーを作り上げた。
今回解禁されたメイキング映像は、ピノッキオがジェペット爺さんをひとり残し冒険を繰り広げる最中に出会う奇妙なクリーチャー、カタツムリとマグロの創作過程をおさめたもの。
コンセプトアートから、演じる俳優の型を取って精巧に創られたスカルプチャーから、『グランド・ブダペスト・ホテル』『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』で過去2度のアカデミー賞を受賞している名アーティスト、マーク・クーリエによる特殊メイクといった貴重な工程が観察できる。
森のお屋敷でターコイズ・ブルーの髪を持つ妖精とともに暮らすカタツムリは、背中の大きな殻とヌルヌルとした粘液をともないながらのっしりと巨体を揺らす動きが特徴的だ。なかでも、深く幾重にも刻まれたしわがリアルな皮膚の質感を生んでいる。ドレープがふんだんに施された、薄いピンクのドレスを纏った姿は、まるで絵画のように美し本作の世界においてもひときわ存在感を放っている。
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また、マッテオ・ガローネ監督が一番のお気に入りキャラクターと語るマグロについて、マーク・クーリエは「はじめ、マグロはCGで観せるんだろうと思っていたんだ。でもCGのチームに聞いたら、“いや、監督は特殊メイクで考えているはずだよ”と返されて、“どうやって人間をマグロにするんだ?”と戸惑ったのを覚えているよ」と、これまで数々の話題作を手掛けてきた彼にしても監督の構想には衝撃を受けたと明かしている。最終的に、俳優の頭部を模り、CGと特殊メイクを組み合わせて出来たマグロの登場シーン。マークも、「一風変わったメイクではあるけど、素敵なシーンに仕上がったと思う」と自信をのぞかせた。ほかにも劇中には、キツネやネコ、コオロギや鳥人間といったピノッキオの美しくも恐ろしいダークで魅力的な住人たちが数多く登場する。そんなインパクト大の造形美を大きなスクリーンで確かめて欲しい。
現在、作品の公式Twitterではキャラクターの人気投票企画を実施中。公式アカウントをフォローし、“推し”のキャラクターを選んでリツイートすると、抽選で豪華プレゼントが当たる。応募は11月7日(日)23時59分まで。
『ほんとうのピノッキオ』11月5日(金)よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開。