MCU映画『エターナルズ』に登場するマーベル初の聴覚障害者のスーパーヒーロー、マッカリに注目が集まっている。マッカリの活躍によって、「手話を学びたい!」という人が激増しているというのだ。
オンラインで言語を教える個別指導スタッフと生徒をつなぐサービスを提供している「Preply」の調べによると、本作の影響により「初心者向けの手話を学ぶ」の検索数がここ1年で250%増加。マッカリを演じるローレン・リドロフの検索数は11月1日以降550%増加し、「初の聴覚障害者のスーパーヒーロー」の検索数は昨年から2倍になっているという。
ローレンは生まれつき聴覚障害を持つ俳優で、ブロードウェイのリバイバル版「愛は静けさの中に」でブレイク。2018年のトニー賞演劇主演女優賞など、複数の賞にノミネートされた。詩人でアメリカ手話に詳しいデヴィッド・リドロフと2006年に結婚し、2人の息子をもうけており、2人ともローレンと同じく聴覚障害を持っている。
ローレンは「ニューヨーク・タイムズ」紙に、『エターナルズ』で聴覚障害者のスーパーヒーローを演じることについて次のように語っている。「私の2人の息子も聴覚障害者なのですが、彼らにとってすごく意味のあることだと思います。聴覚障害者のスーパーヒーローがいる世界で成長するということですから。少しでもよりワイルドに夢を持つことができるんじゃないでしょうか」。
