TBSのドキュメンタリー映画を総括する新ブランド「TBS DOCS」(TBS DOCUMENTARY FILMS)が誕生することが決定した。
1955年の開局以来、ドキュメンタリーを制作・放送し続けてきたTBS。その膨大な取材映像には、テレビでは放送されていないニュースの続きや裏側、伝えなくてはならない熱い思いが埋もれていた。テレビで伝えきれないことがある――。ドキュメンタリー映画という手法で、もっと深くじっくりと長い時間をかけて届けたいという思いから、昨年、50年前の貴重なアーカイブ映像に新たなインタビューを加えて『三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実』が公開。今年、TBSで放送された傑作ドキュメンタリー群に追加取材・再編集を行い、劇場版として公開する「TBSドキュメンタリー映画祭」も開催された。
そして今回、新ブランドが始動。11月27日(土)には、新ブランド最新作として、TBSとチューリップテレビがタッグを組んだ『私は白鳥』が劇場公開。本作は、翼の折れた一羽の白鳥とおじさんの交流を、およそ4年に渡って追い続けた奇跡の物語。語りは天海祐希、主題歌は石崎ひゅーいが担当した。
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ほかにも、TBSの取材力を生かした作品を続々と制作し、「ドキュメンタリー映画祭」をはじめとするイベントの開催も検討中だという。
『私は白鳥』は11月27日(土)よりユーロスペースほか全国にて順次公開。
※11月20日(土)富山県・ほとり座先行公開