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クロエ・ジャオ監督、1982年のヴィンセント・チン殺害事件を描くリミテッドシリーズの製作総指揮に

『ノマドランド』『エターナルズ』のクロエ・ジャオ監督が、タイトル未定のリミテッドシリーズの製作総指揮を務めることがわかった。

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クロエ・ジャオ Photo by Vittorio Zunino Celotto/Getty Images for RFF
クロエ・ジャオ Photo by Vittorio Zunino Celotto/Getty Images for RFF 全 3 枚
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『ノマドランド』『エターナルズ』のクロエ・ジャオ監督が、タイトル未定のリミテッドシリーズの製作総指揮を務めることがわかった。

「The Hollywood Reporter」などによると、本作は日米貿易摩擦が激化していた1982年の夏、ミシガン州デトロイトで2人の白人に撲殺されたヴィンセント・チンの事件を取り上げたドラマ。当時自動車工場で働いていた犯人たち(1人は一時解雇中)は、自動車業界での日本の成功を不満に思っており、日本人に仕事を奪われていると感じていた。結婚式を数日後に控えてストリップクラブで友人たちとバチェラーパーティーを楽しんでいた中国系アメリカ人のヴィンセントを、日本人だと思ったのだという。口論から始まり、死に至る暴力を加えた。一人の命を奪ったにもかかわらず、犯人たちに下された判決は罰金刑と保護観察処分という極めて軽いものだったため、憤慨した全米のアジア系アメリカ人が抗議運動を行った。

ジャオ監督は、ジャーナリスト、活動家、そしてヴィンセントの遺産管理人であるヘレン・ジア、製作会社「Participant Media」と製作を行う。

ジャオ監督は「ヴィンセントの物語とヘレンの個人的な関係に、深く感動しました。また、つらくはあるけれど奮起もさせるこの物語に対し、ヘレンは洞察力に満ちた視点、少し違う視点を持っていて、それにも心を動かされました。チームに加わり、一緒に旅に乗り出せることをとても誇りに思います」と語っている。

《賀来比呂美》

休日は猫とお酒と海外ドラマ♪ 賀来比呂美

大学で映画学を専攻、卒論のテーマに『ガタカ』を取り上げる。卒業後は映画やドラマのロケ地で有名なバンクーバーに留学し、街中に溶け込むベニチオ・デル・トロやアイス・キューブを見かけて大興奮。映画三昧の生活を送る。帰国後、数社を経て雑誌編集者として出版社に勤務。シニアの愛猫と過ごす時間を増やすべく、2016年からフリーランスライターに。執筆ジャンルは映画、音楽、ペットなど。人の話を聞くのが大好きで、俳優、ピアニスト、医師など数百名への取材経験あり。

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