“魔法”が溢れる世界に住む新ヒロイン・ミラベルの活躍を描く待望のミュージカル・ファンタジー『ミラベルと魔法だらけの家』の公開記念スペシャルイベントが11月22日(月)、都内で開催された。
イベントには新ヒロイン・ミラベルの日本版声優をUS本社のオーディションを経て射止めた19歳の新人女優・斎藤瑠希(さいとう るき)、ミラベルの2人の姉であるイサベラ、ルイーサをそれぞれ担当する平野綾とゆめっち(3時のヒロイン)が出席。劇中の“三姉妹”が勢ぞろいした。
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3人ともディズニー作品に参加するのは初めてで、「今までの生活が一変した。光栄だし、緊張もしている」(斎藤さん)、「いまだに信じられない。声優として活動させていただき、20年でようやく夢がかなった」(平野さん)、「えっ、ドッキリ?って最初はめちゃくちゃカメラを探した。相方も試写を見てくれて、すごいって泣いてくれた」(ゆめっちさん)と喜びを明かした。
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この日、斎藤さんはメイン楽曲「奇跡を夢みて」を初めて生披露し、US本社をうならせた圧倒的なポテンシャルを発揮。無事に歌唱を終えると「今でも膝が震えるくらい。何度も何度も脳内シミュレーションしてきたので、こうして披露できたことが夢のよう」とホッとひと安心の様子。「ミラベルは本当に普通の女の子。(自分だけ魔法を持っていないという)境遇にめげず、道を切り開いている。三姉妹の末っ子というのも、私自身がそうなので共感できる」と役柄と自身を重ね、楽曲については「ミラベルが心の奥底では、魔法が欲しいという葛藤の気持ちを歌い上げている」と説明した。
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そんな“妹”の堂々たるパフォーマンスに、平野さん&ゆめっちさんも感激しきり。「一瞬で場の空気を変えられる人はなかなかいないが、彼女はそれを持っている。まっすぐ思いを届けられる…。そんなすごいギフトが与えられている」(平野さん)、「歌い始めからもう涙が出ちゃって。実写版のミラベルだと思ったし、普段は前向きだけど、本当は魔法が欲しかったという(ミラベルの)気持ちが響きました!」(ゆめっちさん)と圧倒されていた。
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ブロードウェイミュージカル「イン・ザ・ハイツ」やミュージカル「ハミルトン」で数々の賞を受賞したリン=マニュエル・ミランダが、『モアナと伝説の海』以来、音楽を手掛ける4年振りの新作オリジナル・ミュージカルとなる本作。南米コロンビアの奥地に佇む、魔法の力を持つ不思議な家を舞台に、家族の中でただ1人“魔法のギフト”を授からなかったミラベルが、魔法が消え去りそうになる家族を救うため“唯一の希望”として、立ち上がることを決意する。
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『ミラベルと魔法だらけの家』は11月26日(金)より全国にて公開。