約120年前に作られ、何度も映画化・ミュージカル化されている稀代の名作「シラノ・ド・ベルジュラック」を壮大なスケールで再構築したロマンティックなミュージカル映画『シラノ』。この度、現地時間12月7日(火)にUKプレミアイベントが行われ、主人公の剣豪にして詩人のシラノを演じるピーター・ディンクレイジらが登場した。
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先日発表となったデトロイト映画批評家協会賞では、作品賞・主演男優賞(ピーター・ディンクレイジ)の主要部門を受賞。第26回サテライト賞では作品賞(コメディ/ミュージカル)・主演男優賞(コメディ/ミュージカル)・衣装デザイン賞などの主要部門、ハリウッド映画批評家協会賞では主演男優賞をはじめ、主題歌賞、コメディ/ミュージカル映画賞に続々とノミネートされている。
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会場となったロンドン、レスタースクエアのオデオンラックスのレッドカーペットには、集まったファンの歓声に迎えられながら、ピーター、シラノの親友であり思い人であるロクサーヌ役ヘイリー・ベネット、ロクサーヌが片思いするクリスチャン役ケルヴィン・ハリソン・Jr.ら主要キャスト陣が集結。ヘイリーは「エレナ ドーソン(ELENA DAWSON)」のドレスを身に纏い、ジョー・ライト監督や、ピーターのパートナーでもある脚本のエリカ・シュミットのほか豪華ゲストも登場し、華やかなイベントの幕開けとなった。
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主人公のシラノを演じるピーターは「最初の舞台の始まりから、ここに至るまでの長い長い道のりにとても素晴らしい気分です」と感慨深げにコメントし、「とても素敵な映画です。この作品は本当に心に打つものがあり、皆さんが歌と共に心の中へこの作品を持って帰ってくれることを願っています」と語った。また、本作が賞レースで続々とノミネートを果たしていることについては、「皆さんがこの作品を気に入ってくださっているということだと思うので、とても嬉しい」と感謝を述べた。
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ヘイリーは「この愛の贈り物を観客の皆さんへ届けることができたのは、とても素晴らしいことです。本当はロクサーヌを演じることに怯えていました。頭の中でストーリーはありましたが、演じる勇気、正直言うと自信がなかったんです。なので、歴史上の女性や、特に現代女性について勉強しました」と明かし、「私たちは最初のパンデミックの最中に撮影をしていたので、この美しい映画の雰囲気を本当に吸収することができました。この作品は愛のラブレターなんです」と本作の撮影は特別な経験だったとふり返った。
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本作でメガホンをとったライト監督は、『プライドと偏見』『つぐない』や『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』などでも知られる。「人と人との繋がりをテーマにした映画を作りたいと思っていたのですが、それはパンデミックが起こる前のことで、パンデミックが起こった今こそ、人と人との繋がりや、愛する人に愛を伝えることの必要性をテーマにした映画を作る時だと思いました」と本作への思いを語った。
『シラノ』は2022年2月25日(金)より全国にて公開。