ウェス・アンダーソン監督の記念すべき長編第10作目を飾る最新作『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』より、ストーリー予告(確固たる名作編)、場面写真、メイキング画像が解禁された。
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この度解禁されたストーリー予告は、美術界の表も裏も知り尽くすJ.K.L.ベレンセン(ティルダ・スウィントン)による第1話「確固たる名作」編。服役中の凶悪犯、かつ天才画家の囚人モーゼス・ローゼンターラー(ベニチオ・デル・トロ)は、看守のシモーヌ(レア・セドゥ)をモデルに絵画を描いており、同じく囚人であり画商のジュリアン・カダージオ(エイドリアン・ブロディ)は、モーゼスを美術界に売り出す画策をする。
映像では、モーゼス以外の囚人たちやベレンセン、シモーヌたちが入り混じって暴動が巻き起こるカオスな状況のほか、裁判にかけられてしまったモーゼスをかばおうとするも裁判長に辛辣に断られるジュリアンの姿が映し出されている。
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“ベニチオ・デル・トロで映画を撮りたい”という長年の望みがあったという監督だが、本作のモーゼスは彼がずっとあたためていたキャラクターだったそう。「何年も前に、ずっと書きたいと思っていた、画家についての脚本を書きました。このエピソードの一部はそこからきています」と念願の思いを叶えたことを告白している。
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またシモーヌを演じ、監督を尊敬するレアは「彼の作品はとても豊かだと感じるのですが、それは視覚的に豊かであるというだけでなく、彼独特の演出手法があると思います。彼はとても詩的です。あまり感傷的になり過ぎないものの、同時に感傷的でもあるというところが好き。すべてのキャラクターには、その外見の下にリアルな感情があると思います」と唯一無二の作風で愛されるウェス作品の魅力を語っている。
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『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』は2022年1月28日(金)より全国にて公開。