『君の名前で僕を呼んで』のルカ・グァダニーノ監督が、ファッションブランド「ZARA」のホリデーシーズンの広告として、短編映画(43分)のメガホンを取った。タイトルは『O Night Divine』で、主人公のサンタクロースをジョン・C・ライリー(『シカゴ』)が演じている。
脚本はグァダニーノ監督と短編映画『The Staggering Girl』で組んだマイケル・ミトニックで、音楽はペドロ・アルモドバル監督とたびたびコラボしているアルベルト・イグレシアス。
キャストはジョンのほか、『ジュマンジ』シリーズのアレックス・ウルフ、モデルのヘイリー・ゲイツらが出演している。
舞台はスイスのサンモリッツにあるホテルで、時はクリスマス・イヴ。本物のサンタという素性を隠し、ホテルにやってきたサンタは「クリスマスのお祭り騒ぎからなるべく遠ざかれる部屋」をリクエスト。とても疲れ切っているからだ。テレビを観たり、スパでマッサージを受けてのんびりしている間に、ホテルの中では様々な出来事が展開していく。ピンチに陥った登場人物たちに、サンタはちょっとしたミラクルを起こし、助けるのだった。
「グァダニーノは絶対に失敗しない」「なんてかわいいストーリーなの」「観終わった後、ジョンをハグしたくなった」などの感想が寄せられている。