コロナ禍のインドで配信公開され、大きな話題を呼んだ映画『グレート・インディアン・キッチン』より、予告編が解禁された。
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2021年1月、コロナ禍のインドで無名の配信サービスによってひっそりとオンライン封切りされた本作は、インドの南西の端にあるケーララ州の公用語マラヤーラム語で作られた。宣伝らしい宣伝も行われなかったが、公開後間もなく観客の間で大評判となった。またクチコミからの大ヒットで、最終的には上海国際映画祭を始めとする国内外の映画祭への出品にもつながっていった。
このたび解禁された予告編では、ぎこちないお見合い、色鮮やかな婚礼の場面、垂涎の手料理の映像から始まり、物静かで知的な雰囲気に見える夫、そして新婚早々の若夫婦がふざけ合い睦み合う様子が切り取られている。しかしそのほほえましい雰囲気は中盤から一転し、フラストレーションを募らせる妻の表情にスポットが当てられていく。
そして、そんな中に数秒挿入される迫力の舞踊シーンが何を意味するのか、気になる予告編になっている。妻は何に怒り、何をしようとしているのか。歴史ある邸宅の中で続いてきたミソジニー（女性蔑視）への激烈な批判が噴き上がろうとしている。
『グレート・インディアン・キッチン』は2022年1月21日（金）より新宿ピカデリーほか全国にて順次公開。
