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キッチン、そして家全体が「牢獄のよう」 『グレート・インディアン・キッチン』監督がメッセージ

『グレート・インディアン・キッチン』公開を目前に控え、ジヨー・ベービ監督から撮りおろしメッセージ映像が到着。

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『グレート・インディア ン・キッチン』 (C)Cinema Cooks, (C)Mankind Cinemas, (C)Symmetry Cinemas
『グレート・インディア ン・キッチン』 (C)Cinema Cooks, (C)Mankind Cinemas, (C)Symmetry Cinemas 全 5 枚
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教育を受けた女性が「家」の中で、家父長制とミソジニー(女性嫌悪)に直面して味わうフラストレーションをドキュメンタリー的タッチで描き、多くの共感が広がったインド映画『グレート・インディアン・キッチン』。公開を目前に控え、ジヨー・ベービ監督から撮りおろしメッセージ映像が到着した。


>>『グレート・インディアン・キッチン』あらすじ&キャストはこちらから

コロナ禍のインドで、配信公開された本作は視聴者からのクチコミでSNSに共感の声が広がり、配信会社のサーバがダウンするほど話題となった。

物語の主人公は、名前を持たない「妻」と「夫」。インド南西部のケーララ州で、古くからのインドの風習に従い、お見合いで結婚した高カーストの男女。

中東で育ち、モダンな生活様式に慣れていた妻は、夫と義理の両親が暮らす由緒ある邸宅に入り、温和な姑の下で家事のあれこれを学んでいく。結婚後まもない時期に、姑は嫁いだ娘の出産準備のため家を離れる。舅は家電の使用を嫌い、夫は作りたての手料理を好む。通いの家政婦もいない家で、妻はミキサーや洗濯機を使うことを許されず、1人で家事全般を受け持つことに。

「妻」が家事から解放されるのは、「穢れ」であるため小部屋で一人隔離されて過ごす、生理の期間だけだった――。

本映像でジヨー監督は、「本作の多くがキッチンと家の中での出来事で、キッチンそして家全体が女性にとって牢獄のようなもの」と、簡潔な言葉で作品の本質を説明。その言葉を裏付けるかのように、日本でのイベント上映時でも「これはインドだけの問題ではない」と多くの観客から支持を集めている。

ジヨー・ベービ監督

『グレート・インディアン・キッチン』は1月21日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて順次公開。

《シネマカフェ編集部》

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