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フランシス・フォード・コッポラ監督、最新作『メガロポリス』製作に138億円を自己負担

フランシス・フォード・コッポラ監督が、1980年代初期に執筆した脚本を基に、『Megalopolis』(原題)の映画化に取り組んでいる。

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フランシス・フォード・コッポラ Photo by Frazer Harrison/Getty Images
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フランシス・フォード・コッポラ監督が、1980年代初期に自身が執筆した脚本を基に、『Megalopolis』(原題)の映画化に取り組んでいる。ゼンデイヤ、ケイト・ブランシェット、オスカー・アイザック、ミシェル・ファイファー、フォレスト・ウィテカー、ジェシカ・ラングら演技派俳優たちが出演すると報じられており、話題性の高い作品だ。しかし、映画スタジオは興味を示さなかったという。コッポラ監督が「GQ」誌に語った。

「オスカーを5つ獲って、ハリウッドで一番乗りに乗っている監督だったあのころ、『地獄の黙示録』の企画を持って『次にこれを作りたいんだけど』と言ったときと同じ(扱い)です」「だれも欲しがらなかった」と恨み節。「想像してみてください。33歳だかそこらの年齢(若さ)で至る賞を獲得し、記録を打ち破った私の作品に、だれも参加したがらなかったのです。(それならいま、彼らがどんな反応をするかもわかるでしょう?)」。

「私がそれ(『Megalopolis』)を個人的な作品にし、そして夢を追えば追うほど、資金調達は難しくなるだろうと思いました」と覚悟を決めた作品であると語った。そんなわけで『Megalopolis』の製作費を集めるために、コッポラ監督は自ら1億2000万ドル(約138億円)をポケットマネーから捻出し、所有するワイナリーの大部分を売却して同作のための融資枠を作ったと告白。

138億円とは巨額であるが、コッポラ監督は「私が出せる限度額というわけではありませんよ。遺言ですべての子どもたちに、多くを譲るようにしてあります」と懐事情についても明かした。

《賀来比呂美》

休日は猫とお酒と海外ドラマ♪ 賀来比呂美

大学で映画学を専攻、卒論のテーマに『ガタカ』を取り上げる。卒業後は映画やドラマのロケ地で有名なバンクーバーに留学し、街中に溶け込むベニチオ・デル・トロやアイス・キューブを見かけて大興奮。映画三昧の生活を送る。帰国後、数社を経て雑誌編集者として出版社に勤務。シニアの愛猫と過ごす時間を増やすべく、2016年からフリーランスライターに。執筆ジャンルは映画、音楽、ペットなど。人の話を聞くのが大好きで、俳優、ピアニスト、医師など数百名への取材経験あり。

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