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映画『蜜月』は公開中止へ 監督による性被害の告発受け

佐津川愛美主演の映画『蜜月』が、監督・榊英雄氏による性加害の告発および報道を受け、公開中止となることが公式SNSにて発表された。

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『蜜月』(C)2022「蜜月」製作委員会
『蜜月』(C)2022「蜜月」製作委員会 全 6 枚
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佐津川愛美主演の映画『蜜月』が、監督・榊英雄氏による性暴力・性被害の告発および報道を受け、公開中止となることが公式SNSにて発表された。


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『とんび』『宮本から君へ』『MOTHER マザー』で知られる脚本家・港岳彦によるオリジナルストーリーとして、3月25日(金)より公開される予定だった本作。

映画『蜜月』製作委員会は文面で、「榊英雄氏が監督した同作品につきまして、関係各所との協議の結果、映画『蜜月』の公開を一旦中止とさせていただきます」と発表。告発報道の内容等については触れることなく、「公開をお待ちいただいておりましたお客様、また関係者の皆様には多大なるご迷惑をお掛けし、深くお詫びを申し上げます」と謝罪した。

本作は家庭内で性被害に遭ってきた女性が描かれることから、3月8日の国際女性デーに完成披露上映と女性だけのトークイベントを開催。主演の佐津川さんが「色々と沢山お伝えしたい気持ちもありますが…」と冒頭の挨拶から涙に言葉を詰まらせていた様子が伝えられ、「男性が書かれた物語なので男性目線になるのはわかっていたけれど、現場では女性としてそれはしないと思うことや女性として理解ができないことは、色々と意見させていただきました。できる限りのところで闘いました」とも明かしていた。

その後9日に、榊氏により過去に性的行為の強要などがあったという複数の女性の告発を「週刊文春」がオンラインで報道、脚本の港氏もTwitterで「取材を受けました」と投稿し、事実関係についての質問を榊氏や製作委員会にそれぞれ送ったことなどを明らかにしていた。

同製作委員会によれば、今後については「すべて未定」だという。

《上原礼子》

「好き」が増え続けるライター 上原礼子

出版社、編集プロダクションにて情報誌・女性誌ほか、看護専門誌の映画欄を長年担当。海外ドラマ・韓国ドラマ・K-POPなどにもハマり、ご縁あって「好き」を書くことに。ポン・ジュノ監督の言葉どおり「字幕の1インチ」を超えていくことが楽しい。保護猫の執事。LGBTQ+ Ally。レイア姫は永遠の心のヒーロー。

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