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チェコ・アニメーションの巨匠カレル・ゼマン特集上映開催! K’s cinemaで4月から

チェコ・アニメーションの巨匠カレル・ゼマンの初期から晩年に渡る代表作を上映する「チェコ・ファンタジー・ゼマン!」が新宿K’s cinemaにて開催が決定した。

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チェコ・アニメーションの巨匠カレル・ゼマンの初期から晩年に渡る代表作を上映する「チェコ・ファンタジー・ゼマン!」が新宿K’s cinemaにて開催が決定した。

ゼマン監督は、人形アニメーションや絵本で人気の高いイジー・トゥルンカと並ぶチェコ・アニメーションの創設者のひとり。第二次世界大戦中、チェコ・アニメーションの発祥地ズリーンを拠点にアニメーションの制作を開始し、チェコの伝統でもある人形劇への愛着を強く持つ一方で、切り紙アニメに人形アニメ、実写とアニメの合成など様々なスタイルを駆使した斬新な作品を多く生み出した。

また、少年時代にのめり込んだジュール・ヴェルヌの小説のように、潜水艦や飛行船、恐竜や架空の動物など魅惑的な乗り物や動物が次々に登場する、SF冒険小説を思わせる作風が特徴的といえる。これらはスティーヴン・スピルバーグ、宮崎駿、ジョージ・ルーカス、ピーター・ジャクソンなどの監督たちにも多大な影響を与えたという。

この度の特集上映では、初期から晩年に至る詩情とロマン溢れる代表作を集めた。ジュール・ヴェルヌ原作の『悪魔の発明』、『盗まれた飛行船』、『彗星に乗って』をはじめ、G.ビュルガーの原作をアニメと実写の合成で作り上げたファンタジー大作『ほら男爵の冒険』。

『盗まれた飛行船』

ペルシャ細密画のような作風で描いた大人の絵本のような初の長編作『鳥の島の財宝』。恐竜映画史に残るSFトリック・フィルムの傑作『前世紀探検』。戦争の愚かさを描いた『狂気のクロニクル』。

『狂気のクロニクル』

7つの短編で構成された切り絵アニメーション『シンドバッドの冒険』。ゼマン晩年の傑作『クラバート』。ゼマン最後の長編ファンタジー『ホンジークとマジェンカ』がラインアップ。

『シンドバッドの冒険』

また、『ホンジークとマジェンカ』と共に、短編『プロコウク氏 映画制作の巻』も同時上映される。

「チェコ・ファンタジー・ゼマン!」は4月23日(土)~5月6日(金)新宿K’s cinemaにて開催。

《シネマカフェ編集部》

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