『ミッション:インポッシブル』シリーズなどで、過酷なアクションシーンのほぼ全てを自分でこなしてきたトム・クルーズ。『トップガン マーヴェリック』では自分だけでなく、ほかのキャストにもそれを求めたようだ。トムとマイルズ・テラーが「Total Film」誌のインタビューで語った。
前作『トップガン』から36年を経て、トム演じるピート・“マーヴェリック”・ミッチェルは今作で戦闘機パイロットを育てる教官となっている。トムは劇中だけでなく、訓練生を演じる俳優たちにもスパルタ教育を施したという。「私が俳優たちのために、すべてのプログラムを開発しました。(戦闘攻撃機の)F/A-18sにどうやって乗るのか。事細かく教えましたよ」。それは、戦闘機パイロットという役柄を現実的に見せるため、「機内の彼らに自信をつけさせなければならなかったから」だという。
訓練生の一人を演じるマイルズは、「トムは…ぼくが『トム・クルーズ・ブートキャンプ』と呼ぶものを経験させました。みんな、すごい体型になりました。トムが映画の中でやっているようなスタントとかアクションって、すごく特殊なタイプのトレーニングが必要なんです。ただジムに行って、ウェイトリフティングをするようなものじゃない。撮影前に3か月間飛行訓練を受けて、しごかれました」と苦労を明かす。その結果、「ぼくたち、“ミニ・トム”がこの映画を作ったんです」と自信を見せた。
『トップガン マーヴェリック』は5月27日に日米同時公開。