世界で最も小さな駅作りに奮闘した人々の実話を基に描いた感動作『手紙と線路と小さな奇跡』より、オープニング映像と、新たな場面写真2点が解禁された。
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5月6日に授賞式の開催を予定している第58回百想芸術大賞の映画部門で、作品賞、監督賞、主演女優賞(イム・ユナ)、助演女優賞(イ・スギョン)の4部門ノミネートを果たし、さらに注目が集まっている本作。
主演は、『空と風と星の詩人 尹東柱の生涯』で青龍映画賞&百想芸術大賞の新人男優賞を受賞し、近年も『ただ悪より救いたまえ』で青龍映画賞&百想芸術大賞の助演男優賞を受賞するなど、注目の若手実力派俳優パク・ジョンミン。そんな彼は撮影当時34歳だったため、17歳の役を演じることへのプレッシャーから、本作への出演オファーを一度断っている。だがイ・ジャンフン監督からの強い希望もあり、改めてシナリオを読み直し涙を流した彼は、出演を再考。再び読んでさらに涙を流したことで、出演を決断したという。
今回到着したオープニング映像は、パク・ジョンミン扮する主人公ジュンギョンが、大統領宛に54通目の手紙を書き記すシーンから始まる。ジュンギョンの村には道路がないため、隣町へ行くには危険な線路を歩かなければならず、トンネルと鉄橋を3つずつ越える必要もある。
さらに、時刻表に載らない貨物列車の通行もあるため、村人は常に危険と隣り合わせであり、事故に遭って亡くなった住人もいるという。往復5時間をかけ、姉ボギョンとともに危険な道のりを歩いて高校へ通う彼自身にとっても、村に駅を建てることは大きな問題だ。そんな危険と隣り合わせの線路を歩く2人の姿を映し出し、駅を作ってほしいというジュンギョンの切実な想いが伝わる映像となっている。
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『手紙と線路と小さな奇跡』は4月29日(金)よりシネマート新宿ほか全国にて順次公開。