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演技初挑戦の漁師が社会の不条理に切り込む『ルッツ 海に生きる』マルタ製作映画日本初上陸

地中海の島国・マルタ製作の映画としては日本初上陸となる『ルッツ 海に生きる』(原題:LUZZU)の公開が決定。ポスタービジュアルも完成した。

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『ルッツ 海に生きる』(C)2021 Luzzu Ltd
『ルッツ 海に生きる』(C)2021 Luzzu Ltd 全 2 枚
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地中海の島国・マルタ製作の映画としては日本初上陸となる『ルッツ 海に生きる』(原題:LUZZU)の公開が決定。ポスタービジュアルも完成した。

景観の美しさから、映画の撮影地としてよく知られているマルタ共和国。マルタには、映像制作への奨励金制度があることから、『グラディエーター』、『モンテクリスト伯』、『トロイ』、『ミュンヘン』など、数多くの映画が撮影されている。

そんなマルタ製作映画日本初上陸作となる本作は、マルタ特有の伝統漁船ルッツの漁師ジェスマークを主人公にした人間ドラマ。誇りを持てる漁師という仕事と、家族を養うためにお金を稼がなければならないという現実との狭間で、もがく主人公の苦悩と葛藤を描き、さらには地球温暖化の問題、EUの共通漁業政策、格差問題など社会の不条理に切り込んだ。

主演を務めたのは、俳優ではなく、実際ルッツの漁師として働いているジェスマーク・シクルーナ。演技未経験ながら、自然かつ見事な演技を見せ、サンダンス映画祭ワールドシネマ・ドラマティック部門で俳優賞を受賞。そして、サンダンス映画祭出品以来、映画批評サイト「ロッテントマト」で1年以上にわたり、評価が100%になっている秀作だ(4月25日現在)。

併せて公開されたポスタービジュアルは、生まれたばかりの子どもに発育不良が見つかったシーンをデザイン。ジェスマークの苦悩と葛藤を表現した。

なお本作は、映画を語るWeb番組として活動してきた「活弁シネマ倶楽部」が初めて共同配給する作品となる。

『ルッツ 海に生きる』は6月24日(金)より新宿武蔵野館ほかにて公開。

《シネマカフェ編集部》

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