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キャリー・フクナガ監督、複数の女性から「不適切な性的誘惑」を告発される

『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』のキャリー・フクナガ監督が、複数の女性から「不適切な性的誘惑」を告発された。

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キャリー・フクナガ Photo by Slaven Vlasic/Getty Images for Metro Goldwyn Mayer Pictures
キャリー・フクナガ Photo by Slaven Vlasic/Getty Images for Metro Goldwyn Mayer Pictures 全 2 枚
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『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』のキャリー・フクナガ監督が、複数の女性から「不適切な性的誘惑」を告発された。

きっかけは、女性が中絶する権利を認めた「ロー対ウェイド事件」の判決を覆すようなことを示唆する最高裁判所の草稿が、今月初めに流出したこと。この報道を受け、フクナガがインスタグラムのストーリーで「女性の権利を支持する」という姿勢を見せたのだ。これに過去の“被害者”たちが憤慨。声を上げたのだった。

※以下には性暴力被害に関する記述がございます。ご注意ください。

1人目は俳優でスケーターのラシェル・ヴィンバーグ(23、「ベティ/キッチン・スケーター」)。「この男の正体を暴くまであと少しだ。こいつは文字通り危険で最悪な人間。『私は女性を大切にします』とか言う。勝手に言ってろ。女のことなんてどうでもいいくせに」とフクナガを批判。2人はCMの仕事で出会った。フクナガは20歳以上の年の差を利用してラシェルが18歳になった直後から、恋愛関係になるよう圧力をかけたという。数年後に「完全に親密な関係」となり、ラシェルが21歳のときに彼から別れを告げられたとのこと。ラシェルはセラピーに通うようになり、PTSDとの診断を受けたと語っている。

ラシェルに続いてフクナガによる被害を語ったのは、双子の俳優ハンナ&ケイリン・ローシュだ。ドラマシリーズ「マニアック」の現場で当時20歳のときにフクナガと出会った2人は、3年にわたってフクナガに追いかけられたという。2人の家まで押しかけてきたり、3人での性行為に誘ったり、「すべての当事者がOKなら近親相姦も受け入れられる」といった発言もしていたそうだ。

《賀来比呂美》

休日は猫とお酒と海外ドラマ♪ 賀来比呂美

大学で映画学を専攻、卒論のテーマに『ガタカ』を取り上げる。卒業後は映画やドラマのロケ地で有名なバンクーバーに留学し、街中に溶け込むベニチオ・デル・トロやアイス・キューブを見かけて大興奮。映画三昧の生活を送る。帰国後、数社を経て雑誌編集者として出版社に勤務。シニアの愛猫と過ごす時間を増やすべく、2016年からフリーランスライターに。執筆ジャンルは映画、音楽、ペットなど。人の話を聞くのが大好きで、俳優、ピアニスト、医師など数百名への取材経験あり。

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