ロンドンに暮らす多様なムスリム女性たちが登場する「絶叫パンクス レディパーツ!」が、字幕版・吹替版ともに「スターチャンネルEX」にて独占日本初配信中。この度、ムスリム全体を“邪悪な他者”として扱いがちな西洋社会をユーモアを交え痛烈に皮肉った、作品オリジナル楽曲「ヒジャブの下のヴォルデモート」の制作秘話と、バンドのリハーサルの様子を収めた映像が解禁となった。
本作は、ロンドンに住むマジメな大学院生・アミーナが、全く正反対のタイプの女性だけで構成したパンクバンドに勧誘されたことから巻き起こる爆笑のドタバタ劇。音楽はハラム(禁忌)だと言う保守的な友人たちとの間で悩みながらも、音楽を通じ次第に自分らしく生きることの素晴らしさに気づき、輝いていく主人公を清々しく描いた青春音楽コメディになっている。
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今回解禁されたインタビュー映像の前半では、世界最長のSFドラマ・シリーズとして知られる「ドクター・フー」の新鋭脚本家として注目され、自身もパキスタン系ムスリム家庭出身である本作のクリエイター(監督・脚本を担当)、ニダ・マンズールがオリジナル楽曲「ヒジャブの下のヴォルデモート」について語る。
彼女は、先日発表された今年の英国アカデミー賞(BAFTA)テレビ部門で初ノミネートにして見事、脚本賞を受賞。実の兄弟であるシェズ・マンズールと共同で「ヒジャブの下のヴォルデモート」を制作し、自身お気に入りの楽曲だと明かす。その理由についてニダは、「ムスリム女性が直面する現状を的確に表していると思う。邪悪な他者としてムスリム全体が“悪”という疑いの目で西洋社会から見られている。それを打ち消す楽しい方法がこの歌詞。“ヴォルデモートは生きていてヒジャブの中にいる”」と語る。
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ムスリム女性が着用しているヒジャブと、イギリス発の世界的シリーズ『ハリー・ポッター』シリーズの悪役ヴォルデモートを組み合わせ、ユーモアと皮肉を盛り込んだ痛快な内容となる様子。
さらにインタビュー映像の後半では、劇中バンド「レディパーツ」メンバーが本曲のリハーサルに臨む姿も! 5月16日配信開始の第3話で、この「ヒジャブの下のヴォルデモート」は初お披露目される。俳優陣が練習を重ね、実際に演奏している音楽や歌詞にも面白い小ネタが盛りだくさんなので要チェックだ。
【配信】「スターチャンネルEX」
<字幕版・吹替版>配信中 毎週月曜更新
【放送】BS10 スターチャンネル
<STAR1 字幕版>6月13日(月)より毎週月曜23時~ほか
<STAR3 吹替版>6月15日(水)より毎週水曜22時~ほか
※6月5日(日)16時~吹替版 第1話 STAR1で先行無料放送