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カンヌで監督賞受賞のパク・チャヌクが「イカゲーム」を称賛、『パラサイト』は「歴史的な出来事」

28日に閉幕した第75回カンヌ国際映画祭で、『Decision to Leave』(英題)のパク・チャヌクが監督賞を受賞した。

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パク・チャヌク Photo by Pascal Le Segretain/Getty Images
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28日に閉幕した第75回カンヌ国際映画祭で、『Decision to Leave』(英題)のパク・チャヌクが監督賞を受賞した。第72回カンヌ国際映画祭ではポン・ジュノ監督の『パラサイト 半地下の家族』が最高賞のパルムドールを受賞、昨年はNetflixの「イカゲーム」が世界中で大ヒットを記録するなど、勢いの止まらない韓国作品について、チャヌク監督が「Variety」誌との対談で称賛した。

2003年、『オールド・ボーイ』で国際的に高い評価を得て、すでに韓国を代表する映画人の一人であるチャヌク監督だが、同胞の成功はやはりうれしいようだ。「『パラサイト』は決定的に重要な節目であり、歴史的な出来事でした。『パラサイト』以前の映画、『パラサイト』以降の映画というに、カテゴライズさえできるような。韓国映画の歴史だけでなく、非英語映画の歴史においても、この映画は非常に特別なポジションを築いたと思います」と称賛した。

「それにもちろん、『イカゲーム』もです。これらのコンテンツ、映画、テレビドラマを通じて、非英語作品を作る監督たちは世界中のより多くの観客たちに近付くことができるようになります」とこれらの作品が果たした大きな役割についても触れた。

「イカゲーム」を大ヒットに導いたNetflixなどの動画配信サービスについて、チャヌク監督はどのように考えているのか。そういったプラットフォームが生み出した新しい製作の機会には「特に非英語作品の製作者にメリットがある」と肯定的だ。「プラットフォームについては、私は問題にしていません。それぞれのプラットフォームにふさわしい物語を見つけ、伝えていきたいです」と語った。


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《賀来比呂美》

休日は猫とお酒と海外ドラマ♪ 賀来比呂美

大学で映画学を専攻、卒論のテーマに『ガタカ』を取り上げる。卒業後は映画やドラマのロケ地で有名なバンクーバーに留学し、街中に溶け込むベニチオ・デル・トロやアイス・キューブを見かけて大興奮。映画三昧の生活を送る。帰国後、数社を経て雑誌編集者として出版社に勤務。シニアの愛猫と過ごす時間を増やすべく、2016年からフリーランスライターに。執筆ジャンルは映画、音楽、ペットなど。人の話を聞くのが大好きで、俳優、ピアニスト、医師など数百名への取材経験あり。

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