Appleが、ブラッド・ピット主演のF1映画(タイトル未定)の配給権を正式に獲得したことが明らかになった。「The Hollywood Reporter」などが伝えた。今年1月、Appleは今作の配給権を巡って複数の大手映画会社とバトルを繰り広げていることが報じられていた。
『トップガン マーヴェリック』のジョセフ・コシンスキー監督が、同作の脚本家アーレン・クルーガー、製作のジェリー・ブラッカイマー、製作総指揮のチャド・オマーンら製作陣と再びタッグを組んで取り込む今作。製作にはF1ワールドチャンピオンを7回も獲得したルイス・ハミルトンを迎え、また、ブラッドの製作会社「Plan B」も参加する。
ブラッドが演じるのは引退したベテランドライバーで、新人のレーサーたちとともに、伝説的なレーサーたちと競い合う話だという。
ブラッドとコシンスキーは、2013年にも主演俳優&監督としてカーレース映画『Go Like Hell』を作ろうとしたことがあったが実現しなかった。この映画はのちにマット・デイモンとクリスチャン・ベールが主演、ジェームズ・マンゴールドが監督を引き継ぎ、『フォードvsフェラーリ』として公開された。
今作はApple TV+での配信前に少なくとも30日間、最高60日間の世界的な劇場公開が予定されている。Appleはこれまでにもオリジナル映画の『ウルフウォーカー』を30日間、デンゼル・ワシントン主演作『マクベス』を21日間、劇場公開したことがあったが、いずれも賞レースに参戦するための小さなスケールでの公開だった。