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「精一杯頑張るしかなかった」25歳で即位した当時の思いとは『エリザベス 女王陛下の微笑み』本編映像

英国君主エリザベス2世初の長編ドキュメンタリー映画『エリザベス 女王陛下の微笑み』より本編シーン映像が解禁された。

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『エリザベス 女王陛下の微笑み』(C)Elizabeth Productions Limited 2021
『エリザベス 女王陛下の微笑み』(C)Elizabeth Productions Limited 2021 全 6 枚
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英国君主エリザベス2世初の長編ドキュメンタリー映画『エリザベス 女王陛下の微笑み』より本編映像が解禁された。


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1952年、父ジョージ6世の崩御を受け、25歳の若さで即位、今年在位70周年を迎えたエリザベス女王。英王室史上、最長の在位期間を誇り、さらに世界の王室の中で最高齢96歳の現役国家元首である。6月2日から4日間にわたり行われた英国君主として初の“プラチナジュビリー”ではイギリス国民からの祝福を受け、笑顔で挨拶する様子が全世界に発信された。

そんな女王への深い愛と畏敬の念をもって、『ノッティングヒルの恋人』(1999)などで知られるロジャー・ミッシェル監督が、その類まれなる人生と旅路を、詩的に時にポップに描き出した。

この度、解禁されたのは、エリザベス女王が25歳で即位した当時の思いを語った、貴重な本編シーン映像。ジョージ6世の崩御を受け、イギリス国民が喪に服す様子が映し出される中、エリザベス女王は「若い時に父が亡くなって見習い期間がなかった。だから突然仕事を受け継いで精一杯頑張るしかなかった」と語り始める。

続く映像はエリザベス女王がまだ子どものころ、無邪気に帽子をかぶって遊ぶ姿へ。まだ幼かったその頃は、のちに王冠を被ることになるなどとは思っていなかったのかもしれない。

そして女王が「重要なのは、自分のやれることを高めることと、受け入れることよ。それを“運命”と」と決意を語ると、“女王陛下 万歳!”という声が響く。貴重なアーカイブ映像とともに語られる女王の言葉が重く伝わってくる。特に王冠を被るエリザベス女王の姿に重なる「王冠は人物というより概念ね」という言葉は印象的だ。

バックで流れるのは英国出身のグライム・ラッパー、ストームジーが2019年に発表した「Crown/クラウン」。「頭上の王冠はあまりに重い」とのコーラスが重なり、楽曲選びのセンスも光る。

昨年9月に急逝し、本作が遺作となったロジャー・ミッシェル監督は「90年以上にもおよぶアーカイブ映像を使って、タイムマシーンのように何十年もの歩みを行き来する」と本作を説明しつつ、「その社会史の凄まじさたるや!一人の女性がたった一度の人生で経験したものだなんて信じられない」という言葉を遺している。

一人の女性としても21歳で初恋の相手であるフィリップ王配殿下と結婚し、翌年にチャールズ皇太子、続いてアン王女を出産して10年以上を経て、さらに第三子アンドリュー王子、第四子エドワード王子と、母として4人の子どもを育てたエリザベス女王。いまでは8人の孫と、9人のひ孫を持つおばあちゃんでもある。「世界でもっとも有名な女性」と呼ばれるエリザベス女王の歩みは、私たちに生きる上での様々なヒントをくれるはずだ。

『エリザベス 女王陛下の微笑み』は6月17日(金)よりTOHOシネマズシャンテ、Bunkamuraル・シネマほか全国にて公開。


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《シネマカフェ編集部》

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