遊川和彦脚本ドラマ「家庭教師のトラコ」に美村里江、板谷由夏、鈴木保奈美が出演することが決定。橋本愛演じる謎多き家庭教師・トラコ、中村蒼演じるパートナー・福多が対峙する3家族の母親という役柄だ。
本作は、謎の家庭教師・トラコが、年齢も抱えている問題もバラバラの3人の母親と3人の子どもを救う個別指導式ヒューマンドラマ。生活レベルも全く違う3人に共通するのは“子どもを志望校に合格させたい”という切実な願い。3人の母親たちは、つかみどころのないトラコの一風変わった授業方法に翻弄されながらも、正しいお金の使い方と人生を学んでいく。
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美村さんが演じるのは、こどもの将来のことが不安でならない、新聞社で働くママ・中村真希。娘・知恵(6)を超有名私立小学校に合格させることに躍起になっている。「大平さんと遊川さんのタッグ作品には、いつも時代の流れにグッと爪を立てる骨太な要素があるので、役者として参加できるのが大変嬉しかったです」と今作への参加を喜んだ美村さんは、「各家庭の違いが興味深い部分ですが、中流家庭の人口が一番多いと思うので、なるべく共感されやすいよう心掛けています」とコメント。
超難関私立中学に進学したいという息子(12)の本心に全く気づいていない、定食屋を営むシングルマザー・下山智代を演じる板谷さんは「とにかく、息子・高志とコミュニケーションを密にして、親子関係を築いていきたい」と意気込み、「台本を読みながら何度も自分の母を想います。ドラマを観てお母さんを、家族を考えてもらえたらと思います」とメッセージ。
鈴木さんが演じるのは、3%の超富裕層の仲間入りをしたのに、居場所がない後妻ママ・上原里美。家の居心地の悪さに辟易しており、守(17)には東大に合格して、家族を見返してと思っている里美。鈴木さんは「里美が接する相手によってどう変化していくかを豊かに描き出したいと思っています」と明かし、「夏休みです。ご家族で、ぜひ。 これから働く人も、働き終わった人も。あなたは正しくお金を使っていますか?学べるエンターテインメント、そして、七変化の橋本愛劇場を誰よりも楽しみにしているのはこのわたしです」と呼びかけた。
今回の発表にあたって橋本さんは「三人の母親が全く違うキャラクターなので、お芝居を見ているだけでわくわく、満たされるような気持ちになりました。きっと皆さんと関わる中でトラコも変化、成長していくと思うので、私自身も行く末が楽しみです!」と心境を明かしている。
「家庭教師のトラコ」は7月20日(水)22時~日本テレビにて初回スタート。