ロバート・パティンソン主演映画『THE BATMAN−ザ・バットマン−』のマット・リーヴス監督から、本作のダウンロード販売スタートにあわせたインタビューが到着した。
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今作のバットマンは、未熟で、人間味があるキャラクター。それを体現したロバートの演技で、もっとも思い出深いシーンを尋ねられた監督は、「ロブの演技は、映画全体を通して、僕たちのことを運んでくれる演技なんだ。キャラクターの視点(で見ているもの)が、観客がビジュアルで見ているものであり、また経験しているもの」だと言い、「彼は、このキャラクターのすべての側面を見せていると感じるから、一つの演技を選ぶのは僕にとっては難しい」と明かす。
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「僕はこのキャラクターを、彼の人間性を感じることが出来るバージョンのバットマンにしたかったんだ。それが、ロブがキャラクターに持ち込んだことだよ」と語り、「キャラクターの激しい怒りも見せるし、弱さも見せる。アルフレッドにあることが起きた後、病院でアルフレッドと話している時、ロブはすごく感情的だった。ロブが演じてみせたことは、キャラクター全体に、そういう幅をもたらすことだったと思うんだ。彼は、すべての面で、このキャラクターを見せてくれたと感じる。僕にとっては、それがもっとも素晴らしいことだった」と明かした。
バットマンとキャットウーマンの特異な関係性
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また、ゾーイ・クラヴィッツが演じたキャットウーマン/セリーナとの関係性については、「二人を結びつけている何か本能的なことがある。でも、彼らはまったく違うバックグラウンドから来ている」と言う。
「ブルースを孤児にしてしまうトラウマが起きた後、彼にはセーフティネット(安全網)があった。それは、億万長者であること。そして、ヴィジランテ(自警団員)になる能力としてその資産をセーフティネットとして使ったんだ。それはある意味贅沢というもの」と監督。
一方、「セリーナに(トラウマになるようなことが)起きた後、彼女はそういうものを何も持っていなかった。だから、彼女は自身の機転を利かせないといけなかった。サバイバーなんだよ。キャットウーマンは、バットマンが彼女のことをどのように思っていて、どういう人か決めつけているのをわかっている」と言い、「バットマンはキャットウーマンを正しくない方法で、判断している。でも、それは彼が保護されてきたからなんだ」と続ける。
「そして二人の関係が、彼にある種の“目覚め”をもたらすことになる。彼が今まで見ないで済むよう、保護されてきたこと、そして現実があることに気づくんだ。彼はこれまで一度も、彼女のようにサバイブしないといけないことがなかった。彼らは、根本的に正反対だけれど、同時にとても深いつながりがある」と語った。
リドラーと、ラストに登場した“あの人物”について
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「僕たちにプランはあるけれど、それは本当に、この映画の世界をファンがどのように受け取ってくれるかにかかっている」と監督は語り、「ここで言えることは、僕はこのストーリーを、バットマンだけのオリジン・ストーリーにしない、ということをとても意識的にやった」という。
「彼ら全員のオリジン・ストーリーなんだ」と言い、「僕たちは、キャットウーマンになりつつあるセリーナ・カイルに会う。彼女はまだキャットウーマンじゃない。親玉になりつつあるペンギンに会う。でも、彼はまだペンギンじゃない。それはまた、アーカム・アサイラムにいるこの特別なキャラクターにとっても同じことだ。彼はまだ、僕たちが知っていて、彼がそうなる伝説的なキャラクター、ジョーカーじゃない。でも彼は、最終的にそうなるすべての要素を持っている」。
「僕はこのストーリーを、リドラーとジョーカーが、一緒にいるところで終えたかった。なぜなら、権力構造が解体した後に、希望がある状況は初めてのことなんだ。バットマンは、この腐敗がもたらしていた締め付けから、ゴッサム・シティを自由にするのをある意味助けた。でも今、初めて希望がありうるかもしれない瞬間である一方、権力の真空地帯があるということでもある。それは、多くの人々が、災難を抱えることになることを意味している」と続ける。
「だから、ストーリーの最後、セリーナとバットマンのシーンで、彼女は『あなたは、この街が決して変わることはないことを知っているでしょう』と言う。彼女は正しいよ。なぜなら、彼ら2人(リドラーとジョーカー)が一緒にいるところを見たところだからだよ。それは、ゴッサム・シティにおいて、トラブルが終わることは決してないという一つの例なんだ」。
本作に影響を与えた日本映画とは?
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『クローバーフィールド/HAKAISHA』のプロモーションで日本で行ったことがあるという監督。「日本文化は僕にとってとても重要だ。実際のところ、日本が、特に日本映画が、この映画に影響を与えたんだ。僕のインスピレーションの一つは、黒澤明の『天国と地獄』だから」と明かす。
「三船敏郎のキャラクターが、映画全体で彼を苦しめてきた誘拐犯(仲代達矢)に向き合うシーンがある。そして誘拐犯は、『ずっとおまえは丘の上に住んでいて、俺は下にある地獄にいたんだ』ということを話す。それは、彼らのイメージがお互いに投影されている、非常に心に残るシーンなんだ。僕にとって、そこには何かがあり、それは、リドラーとバットマンの関係に埋め込まれているんだよ」と説明した。
「だから僕は、この映画を日本のファンと分かち合うことにとても興奮しているよ!なぜなら、日本文化は、今作に非常に影響を与えたからだ。そして、僕に影響を与えたんだ。僕は日本映画が大好きなんだよ!」と、日本のファンに向けて語った。
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『THE BATMAN−ザ・バットマン−』はデジタルダウンロード販売中。7月6日(水)よりデジタルレンタル配信開始、4K UHD、ブルーレイ&DVD発売・レンタル開始。
■【初回仕様】THE BATMAN−ザ・バットマン−<4K ULTRA HD&ブルーレイセット>
(3枚組/オリジナル封筒入りキャラクターカード4種セット付)
価格:¥8,980(税込)
■THE BATMAN−ザ・バットマン−ブルーレイ&DVDセット(3枚組)
価格:¥5,980(税込)
発売元:ワーナー・ブラザースホームエンターテイメント
販売元:NBCユニバーサル・エンターテイメント
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