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キスで未来が見える!? ファンタジーとオフィス・ロマコメが融合「キス・シックス・センス」の魅力

「愛の不時着」で北朝鮮の令嬢ソ・ダン役を演じて日本でも注目を集めたソ・ジヘが、 “キスで未来が見える”主人公に扮する韓国ドラマ「キス・シックス・センス」が6月29日(水)よりDisney+(ディズニープラス)「スター」にて配信開始。

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「キス・シックス・センス」 (C) 2022 Disney and related entities
「キス・シックス・センス」 (C) 2022 Disney and related entities 全 7 枚
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「愛の不時着」で北朝鮮の令嬢ソ・ダン役を演じて日本でも注目を集めたソ・ジヘが、“キスで未来が見える”主人公に扮する韓国ドラマ「キス・シックス・センス」が6月29日(水)よりDisney+(ディズニープラス)「スター」にて配信開始。

これまでのディズニープラスオリジナル韓国ドラマでは、警察学校のフレッシュな同期生や恋までの一歩が踏み出せない長年の親友同士などを描いてきたが、今作の主な舞台はソウルの大手広告代理店。広告業界の裏側を覗くオフィスドラマに、ソ・ジヘと「グッドワイフ~彼女の決断~」や映画『犯罪都市』『スピリットウォーカー』のユン・ゲサン、「椿の花咲く頃」「恋するイエカツ」のキム・ジソクの大人の三角関係、さらに“未来が見える”というミステリアスでファンタジックな要素が加わり、新機軸の物語にどんな未来が待っているのか期待を集めている。


苦手な上司と、あり得ない恋の始まりが見えた!?


同名の人気ウェブ小説を原案にした今作「キス・シックス・センス」は、唇と唇が触れ合うキスだけでなく、ふとした拍子に髪や手などが唇に触れるだけで、その人の未来が見えてしまう女性ホン・イェスル(ソ・ジヘ)が主人公。ソウルの広告代理店・ゼウ企画で企画チームの代理を務める彼女は初めてのプロジェクトマネージャーに抜擢され、エスプレッソとエナジードリンクの力を借りながら連日の徹夜を乗り切っている。朝方はグタグタにくたびれていても、身だしなみをきっちり整えてから改めて仕事に臨む姿勢は、“広告の神様”といわれる彼女の上司チャ・ミヌチーム長(ユン・ゲサン)にそう指導されてきたから。

仕事ができるゆえ尊敬されてはいるが、歯に衣着せぬ物言いで部下から恐れられ、疎まれているチャ・ミヌもまた、必要以上に視覚や聴覚、嗅覚など五感が鋭いという“能力”があった。そんな2人が仕事中のふとしたアクシデントで唇が重なる事態が発生! イェスルは犬猿の仲のはずのミヌと熱いキスを交わし、ベッドに倒れ込む…というあり得ない衝撃の未来を見てしまう。

あろうことか、あのチャ・ミヌチーム長と自分がそんな展開になるなんて!? それが“いつ起こるのか”までは分からないもの、見えた未来は必ず現実になる。イェスルが見てしまった未来をきっかけに、2人の上司と部下の関係は揺らいでいくことに。そして、あまりにもセンシティブな五感を薬で抑えていたミヌも、なぜかイェスルと一緒にいるとその鋭敏さが和らいでいることに気づいていく。

2人の関係と能力には一体どんな秘密があるのか、気になり始めたところに現れるのが、イェスルの元カレで、彼女との別れをテーマにした映画で世界的映画監督になったピリョ・リーことイ・ピリョ(キム・ジソク)だ。イェスルの“キスで未来が見える”能力のためにこっぴどい別れ方をした2人だが、その秘密を知らないピリョはイェスルが担当する新プロジェクトのCM監督を務めることでやり直せると信じている。

この三角関係を軸にして、未来は本当に必然なのか、あり得ないと思っていた未来がなぜ実現するのか、現在の自分のあり方にも照らしてみたくなる物語が展開していく。


キャラクターのケミストリーにも注目


また、オフィス・ロマコメとしては、上司への不満や自身の至らなさなどへのストレスの抱え方がリアルな本作。イェスルは二度と恋愛はせず、仕事に打ち込むことを心に決めている。頑張った分の成果が目に見えるのは仕事だけ、と経験値で知っているからだ。

「そんなことまで?」というくらい未来を予知するかのような上司ミヌは天敵のようにウザったいが、仕事をする上では信頼でき、自分のミスを部下に責任転嫁するほかのチーム長とは大違い。自然とイェスルも同じように後輩に指導している。その上、クライアントの前でイェスルやチーム員たちをねぎらい、称えてくれるのも何気にありがたく思っている。

そんなミヌの良さに次第に気づいていくイェスルを演じるのが、ソ・ジヘ。「愛の不時着」では感情表現が不器用なお嬢さま役が話題となったが、エナジードリンクを飲み干しては気合いを入れ直し、睡眠よりも企画書の案を練ることが最優先の仕事人間ぶりは親近感溢れるキャラクター。苦手だったはずの上司と恋が始まっていく戸惑いもキュートに演じている。

また、1999年にデビューしたK-POP第1世代にあたる人気グループ「god(ジー・オー・ディー)」出身で元祖・演技ドルともいえるユン・ゲサンは、マ・ドンソクと対峙する長髪の悪役で強烈な印象を放った『犯罪都市』とは対照的。ときに憎たらしくも、仕事に対しては真摯でフェア、意外なほどに優しい一面も持つミヌ役を好演。新しい魅力を発揮している。

さらに、ピリョ役のキム・ジソクの安定感はもちろん、ミヌと兄妹のように育ち彼の秘密を知る人気女優オ・ジヨン役の元「AFTERSCHOOL」のイ・ジュヨン、イェスルとの掛け合いが毎回楽しみな同期の親友オムジ役のファン・ボラなど、原案ウェブ小説の作家ガトニョが自ら手掛けた脚本ではどのキャラクターも生き生きとしている。ミヌの五感の秘密を知る旧友で担当医師のスンテク(テ・インホ)と、イェスルの訳あり従妹ホウ(キム・ガウン)のサブカップルの“期間限定”の恋も始まっていく。

いまや定番ともいえるオフィス・ロマコメに、“未来が見える”不思議な能力がもたす新風。感覚を研ぎ澄ませながら見守ってみてほしい。

「キス・シックス・センス」はディズニープラス「スター」にて全12話一挙独占配信中。


「キス・シックス・センス」を視聴する

<提供・ウォルト・ディズニー・ジャパン>

《上原礼子》

「好き」が増え続けるライター 上原礼子

出版社、編集プロダクションにて情報誌・女性誌ほか、看護専門誌の映画欄を長年担当。海外ドラマ・韓国ドラマ・K-POPなどにもハマり、ご縁あって「好き」を書くことに。ポン・ジュノ監督の言葉どおり「字幕の1インチ」を超えていくことが楽しい。保護猫の執事。LGBTQ+ Ally。レイア姫は永遠の心のヒーロー。

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