芥川賞受賞作家・今村夏子のデビュー作を映画化した『こちらあみ子』で、あみ子の父親を演じた井浦新が自ら現場で撮影したスチール、オフショットが一挙に10枚解禁された。
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主人公は、広島に暮らす小学5年生のあみ子(大沢一菜)。少し風変わりだが純粋なあみ子の行動が、家族や同級生など周囲の人たちを否応なく変えていく過程を、少女の無垢な視線で鮮やかに描き出していく。
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そんなあみ子の父親役を演じている井浦さんは、俳優のみならず、個展を開催するなど写真家としての顔も持つ。本作の撮影中、スケジュールの都合でカメラマンが来られなかった数日間、スチールカメラマンとして自身のカメラで現場での撮影を敢行。
また、これらの井浦さんが撮影したスチールは、東京・池袋のジュンク堂書店(終了時期未定)、ロケ地・広島のエディオン蔦屋家電(~7月14日まで)で開催中のパネル展にて掲出されている。
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なお、公開に先駆け、著名人からのコメントも到着。今泉力哉(映画監督)は、「あみ子は何も悪くないのにな。とある秘密にまつわるシーン、虫や生き物との戯れ、ちょっとやそっとではなかなか撮れない時間や空気をたくさん取り込んだ愉快で寂しい映画でした。応答せよ!応答せよ!」と絶賛のコメント。
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「光みたいなあみ子に向ける自分のまなざしの汚れが酷く気になった。ただただ良いと思う映画と、良いけれど観ていて無性に悔しくなる映画がある。この作品は完全に後者だ」と寄せたのは、尾崎世界観(ミュージシャン)。
さらに清川あさみ(アーティスト)は、「誰にも分からない、あみ子だけの世界がある。"現実"という、冷たい水の水面を真っ直ぐ切り開いて力強く突き進む彼女にも優しい光があたるそんな世の中でありますように」との言葉を寄せた。
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『こちらあみ子』は7月8日(金)より新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。