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『X エックス』監督が“ヴィラン”パールについて明かす「想像以上に強い、レザーフェイスも倒せる」

8日公開の『X エックス』より、タイ・ウェスト監督のインタビューが到着。本作に登場する史上最高齢の殺人鬼・パールとホラー映画の魅力を語っている。

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タイ・ウェスト監督『X エックス』(C)2022 Over The Hill Pictures LLC All Rights Reserved.
タイ・ウェスト監督『X エックス』(C)2022 Over The Hill Pictures LLC All Rights Reserved. 全 4 枚
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本日7月8日(金)公開の『X エックス』より、タイ・ウェスト監督のインタビューが到着。本作に登場する史上最高齢の殺人鬼・パールとホラー映画の魅力を語っている。


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本作で監督を務めるタイ・ウェストは、70年代80年代の低予算ホラーの手法を巧みに取り入れた『The House of the Devil』(2009・日本未公開)で、筋金入りのジャンル映画マニアから“インディーズ映画の寵児”として高く評価されキャリアをスタートさせた。そこから『インキーパーズ』『サクラメント 死の楽園』などホラー作品を撮り続けているほか、アダム・ウィンガード監督の『サプライズ』に俳優として出演するなど、まさにホラー畑の人間である。

そんな彼にとってホラー映画の最大の魅力とは、「実験的な作品を作れるジャンルであること」だという。「あらゆることが試せて、クレイジーな映画にもリアルな映画にも挑戦できるし、観客がそれについてきてくれる。映画の作り手として、自らの世界を作り上げて観客に1時間半入り込んでもらえるのは特別なことなんだ」と、あらゆるジャンルを内包するホラー映画の奥深さについて語った。

本作は1979年のテキサスを舞台に、映画撮影のために古びた農場を訪れた3組のカップルが史上最高齢の殺人鬼夫婦に襲われる恐怖の一夜を描いている。「なぜ今回ホラー作品の肝ともいえるヴィランを老夫婦にしたのだろうか?」との問いに、「老夫婦をヴィランにしたホラー映画は今まで見たことがなかったからだ。また、多くの人は老人の能力を過小評価していて、この作品の登場人物たちのように彼らを甘く見ていると、その対価を払うことになるよ」と忠告。

ヴィランが老人であることで、誰もが経験する〈老い〉というテーマを直視せざるを得ず、スプラッターホラーでありながらどこか悲哀・哀愁さを感じさせる作品になっているというのも、本作の特徴だ。

〈老い〉というテーマについては「人間は必ず老いて死ぬもので、誰もが抱える恐怖だ。それに人は、若いときは“大人になったらすべて解決する”と考え、年を取ったら“もっと若ければうまくいったのに”と信じがちだ。そこには妙な悲しい皮肉があるし、多くの人が理解できるはずだから、クレイジーなホラー映画の核として持ってくるにはぴったりだと感じたんだ」と明かした。

最後に、「もしパールがこれまでホラー界に君臨してきた名ヴィランたちと対決させるなら!?」という質問には「やっぱり『悪魔のいけにえ』のレザーフェイスかな。きっとパールなら倒せるよ。彼女を甘く見てはいけないよ、みんなの想像以上に強いんだ」と不敵な笑みを浮かべた。思いがけず明かされた老婆のまさかの戦闘能力の高さ。本編での残虐ぶりは、ぜひ劇場でお確かめを。

『X エックス』は7月8日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開中。


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《シネマカフェ編集部》

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