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母の遺言に隠された、衝撃の真実とは…『灼熱の魂』デジタル・リマスター版予告編

『DUNE/デューン 砂の惑星』のドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の2011年の作品『灼熱の魂』デジタル・リマスター版より予告編が公開された。

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『灼熱の魂』 (C)2010  Incendies inc. (a micro_scope inc. company) - TS Productions sarl.  All rights reserved.
『灼熱の魂』 (C)2010 Incendies inc. (a micro_scope inc. company) - TS Productions sarl. All rights reserved. 全 2 枚
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『DUNE/デューン 砂の惑星』のドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の2011年の作品『灼熱の魂』デジタル・リマスター版より予告編が公開された。


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本作は、『DUNE/デューン 砂の惑星』『ブレードランナー 2049』『メッセージ』などハリウッドで最も注目される監督のひとりであるドゥニ・ヴィルヌーヴの出世作。第83回アカデミー賞外国語映画賞ノミネート、カナダ版アカデミー賞であるジニー賞で作品賞・監督賞・主演女優賞など8部門独占を果たしたほか、30か国以上の映画祭で上映され高い評価を獲得した。

レバノン出身の劇作家ワジティ・ムアワッドによる戯曲「Incendies」を原作に、痛ましい民族や宗教間の紛争、社会と人間の不寛容がもたらす血塗られた歴史を背景に、その理不尽な暴力の渦中にのみ込まれていった女性ナワル・マルワンの魂の旅を描き出す。公開から10年以上経った現在から見ても、胸を引き裂かれる思いに駆られる衝撃作だ。

解禁となった予告編では、亡くなった主人公の女性ナワル・マルワンの残された双子の姉弟であるジャンヌとシモンが、その遺書を受け取り「父親は生きている」「君には兄がいる」というそれまで全く知らなかった事実を聞かされる場面からはじまる。

一枚の写真を手がかりに、初めて母親の祖国の地を踏むことになる2人。映像は、若き日のナワルが生まれたばかりの我が子との再会を誓いながら引き離されるしかなかった悲劇ののち、波乱万丈という言葉では言いつくせない余りに壮絶で数奇な人生の一端と、母の故郷を訪れたジャンヌが母が拒絶された存在だったことを知る場面などを、現在と回想を交錯させながら描いていく。

旅を通じて、母が歩んだ暴力と憎悪に覆われた人生を徐々に知り、自分たち家族が持つ宿命をひとつずつ探り当てていく姉弟。ふたりが辿り着く真実とは一体どんなものなのか…? 衝撃の展開を予感させる映像となっている。

ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督は、2011年の公開当時、「『灼熱の魂』は、ジャンヌとシモンが母親の憎しみの根源へと至る旅でもあります。そこでふたりは憎しみと暴力にあふれた家族の歴史を再構成し、永遠に残る傷を負うことになります。これはとても普遍的なテーマで深く心を動かされました。しかし、脚本の中のドラマティックな要素のバランスを取るのにずいぶん長く時間がかかってしまいました。何しろひとつひとつのシークエンスがそれぞれ1本の映画の素材になりえるほどですから」とコメントしている。

『灼熱の魂』デジタル・リマスター版は8月12日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテほか全国にて順次公開。


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《シネマカフェ編集部》

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