巨額の製作費をかけ、すでに撮影済みでポスト・プロダクションの状態でありながら、『Batgirl』(原題)の公開が取りやめになったという報道を受け、同作の監督デュオ、アディル・エル・アルビ&ビラル・ファラーがインスタグラムで心境を明かした。
「私たちはこのニュースに深く悲しみ、ショックを受けています。いまだに信じられません。監督として、私たちの作品を観客にお見せすることはとても重要なことです。映画は完成には程遠いものでしたが、出来上がったものを世界中のファンに観て受け入れるという機会があればと願っていました。もしかすると、いつの日かそうなるかもしれません」。
続けて、「素晴らしいキャストとスタッフは、『バットガール』の映画を実現するのに見事な働きをしてくれました。そのチームの一員でいられたことに、これからもずっと感謝します。マイケル・キートン、J・K・シモンズ、ブレンダン・フレイザー、ジェイコブ・スキーピオ、コーリイ・ジョンソン、レベッカ・フロント、そしてなんと言ってもバットガールを情熱、献身、人間らしさをもって演じてくれたレスリー・グレイス。彼らのような最高の俳優たちと仕事ができたのは、夢のようでした」とキャストとスタッフを労った。
「とにかく、子どもの頃からバットマンのファンだった私たちにとって、たとえ短い期間であってもDCEUの一員になれたことは特権であり、光栄でした。バットガール・フォー・ライフ」と締めくくっている。
主演のレスリーもインスタグラムで「素晴らしいキャストと勤勉なスタッフがスコットランドで7か月間にわたってこの映画に注いだ愛、努力、意思を誇りに思います」などと長文メッセージを投稿し、ファンにも感謝を伝えた。