シリーズ最新作として大きな話題を呼んでいる『プレデター:ザ・プレイ』の主演をつとめたアンバー・ミッドサンダーが、本作の戦力差バトルについて見どころを語った。
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アーノルド・シュワルツェネッガーが主演した一作目『プレデター』、ダニー・グローヴァー主演の『プレデター2』など、派手な銃撃戦が見どころとなっていたこれまでの「プレデター」シリーズ。これまでの主人公たちは、特殊部隊員や、傭兵、警官といった職業の屈強な男性で、無痛ガンや突撃銃といったハイテク兵器を駆使してプラズマキャノン(光線銃)を装備したプレデターに戦いを挑んだ。
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しかし、最新作の主人公は一味違う。アンバー・ミッドサンダーが主演をつとめる本作では、たった一つの手斧で宇宙最凶のハンターに挑んでいくという、圧倒的な戦力格差バトルが描かれているのだ。
舞台は300年前のアメリカ、人類と最凶のハンター・プレデターとの“最初の戦い”を描いている。主人公は、ネイティブ・アメリカン最強の部族の女性ナル。今回宇宙最凶のハンターに挑むナルは、戦士のリーダーとして成長する兄タアベに追いつこうと必死もがく見習いハンターだ。まだ狩りの技術も、サバイバルスキルも未熟なナルが、見えざる死の恐怖に挑んでいくことになる。これまで以上に絶望的な戦力差を前に、ナルは如何にしてプレデターと対峙するのか?
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その答えを、主人公のナルを演じたアンバーは「(ナルは)優れた戦士。私たちの武器は決して原始的と呼ぶべきでないし、頭の良さもトップクラスで戦略を考える能力にも長けている」と知力を武器に戦うことを明かした。
実はこれこそが、ナルの本当の武器。圧倒的なテクノロジーギャップをも、ものともしない類まれな知性と、兄や仲間を救うために死をも厭わない勇気、そしてカナダからメキシコ国境付近まで伸びるグレートプレーンズを長きにわたり支配してきたコマンチ族ならではの土地勘。この3つがそろった時、人類側にかすかな勝利の希望の光が差し込むのだ。
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知力と機転でプレデターに挑むナルのアクションは想像以上の出来栄えなようで、アンバーは「銃や爆弾と同じくらいにアクションシーンに迫力があって、そんなシーンを多くの人に見てもらえるのはとても素敵だと思う。戦士として最強の部族と言われるコマンチ族の人々を描くことに責任を感じていたけど、プレデターを絶対に倒してやるという気持ちを抱いて撮影に挑んでいた」と、これまでの作品に引けを取らない緊迫感のあるアクションシーンが展開されている点にも言及している。
ハイテク兵器の存在を知らずに、手斧や弓で培ったサバイバル技術と持ち前の頭脳で戦闘能力を身に着けてきた最強の部族の一員であるナルの、圧倒的な戦力差を前にしたその戦いぶりは本作の大きな魅力だ。
『プレデター:ザ・プレイ』はディズニープラス「スター」にて独占配信中。
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