朗読×アニメ×ドラマで贈る、心が凍る10分の物語を届ける「怖い絵本」。この度、season6として新作3作の放送が決定した。
近年、人気を博している美しくも怖い怪奇絵本。決して子どもだましではなく、大人もゾクッとするようなホラーワールドが広がる絵本。それらを新進気鋭の俳優が朗読し、朗読の前後に、絵本の世界とリンクした不可思議なドラマを演じる番組が「怖い絵本」。
2020年11月にシーズン1を放送、2022年3月までで計15作を放送してきた。今回の新作は、「きつね、きつね、きつねがとおる」「かえりみち」「おともだち できた?」という3作品。現在放送中の「魔法のリノベ」に出演する北香那、朝ドラ「半分、青い。」、「この恋あたためますか」、「東京ラブストーリー」の石橋静河、「大豆田とわ子と三人の元夫」『都会のトム&ソーヤ』に出演した豊嶋花という若手女優が、ホラーワールドに誘う。
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子どもの頃にいくつか不思議な体験をしたことがあるという北さんは、「当時、大人が信じてくれなかった私の体験とリンクするような絵本でした。現場は楽しい撮影で、レトロなものが大好きな私にはたまらない時間でもありました」とコメント。
ホラー作品が苦手だという石橋さんは「怖かったらどうしよう…と思っていたのですが、撮影は不思議な世界に入り込んでしまう感じがとても面白かったです」と撮影をふり返る。
豊嶋さんは「ただ怖いだけではなく、少し切なくなる物語となっています。朗読にも初めて挑戦させていただいたので、そちらも注目して聴いて頂けたら嬉しいです」とアピールした。
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「きつね、きつね、きつねがとおる」
【内容】
はやく大きくなりたい女の子。花嫁行列も、大道芸も、お祭りも、塀の向こうのきれいなお庭も、背伸びしても全然見えない。子どもには何も見えない、と不満を漏らす少女が、両親と出かけたある夏の夜、暗闇の先から近づいてくる炎に気づく。そしてそのあと少女が見たものは決して大人には見えない世界だった…。
【ドラマ】
レトロな射的場を訪れたレトロ大好きな女の子(北香那)は、店主に誘われ、射的に挑戦する。当たったのは、黒い本。本を読み終えた彼女が見たものとは――。
「かえりみち」
【内容】
学校からの帰り道、空にはキリンやクジラ、恐竜やマンモスがうごめいている。校門に立つ女性が、旗を振ったら、かえりみちの世界のスタートだ。何気ない道がいつの間にか、深い洞窟に。踏み外したらまっさかさまかと思えば、ワニが顔をだし、危機一髪(!?)子どもの頃には見えていた、果てしないもうひとつの風景の世界へ――。
【ドラマ】
仕事に疲れ、帰宅のバスに乗った女性(石橋静河)。車内にはどんよりとした一種異様な空気が流れている。座った席には黒い絵本が置かれていて…。
「おともだち できた?」
【内容】
見知らぬ町に越してきた一人っ子の少女。お母さんは少女に「おともだち さがしてらっしゃい」、お父さんも少女に「だれかと あそんだかい?」と言う。近所のおばさんも少女に「おともだち できた?」と聞く。少女が「うん できたよ」と答えたその瞬間、驚きの事実が突きつけられる。
【ドラマ】
少女(豊嶋花)は、姉(西畑澪花)や母(中村優子)と一緒に出掛ける準備をしていた。姉はどうも元気がない。姉が部屋を出ていくと、黒い本が浮かび上がる――。
「怖い絵本season6」は8月22日(月)22時50分~Eテレにて3本一挙放送、再放送は8月30日(火)0時30~(29日深夜)。