第79回ヴェネチア国際映画祭が8月31日に開幕した。映画祭といえば、レッドカーペットで俳優たちが見せる華やかな衣装も楽しみの一つだ。
まずは今回の審査員長を務めるジュリアン・ムーア。色とりどりのスパンコールで花火のようなデザインをあしらった、「ヴァレンティノ(VALENTINO)」のドレスで魅了。シアーなスカートの下には大胆に脚を露出し、その引き締まった脚に称賛の声が寄せられている。
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コンペ部門で主演作『Tar』(原題)が上映されたケイト・ブランシェットは、「スキャパレリ(SCHIAPARELLI)」が手掛けたベルベットのコルセットとパンツ姿で登場。胸元の色とりどりの花飾りがゴージャスと話題に。
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生涯功労賞である栄誉金獅賞を受賞したカトリーヌ・ドヌーヴは、アンソニー・ヴァカレロがデザインしたシンプルながら大女優の貫禄を漂わせる「サンローラン(Saint Laurent)」のスリットドレスを着用。「ルイス・ブニュエル監督の『昼顔』が金獅子賞を受賞したときから大好きで、よく知っているヴェネチア国際映画祭で、このような名誉ある賞をいただけてうれしいです」とスピーチした。
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ほかにも、「エリー・サーブ(Elie Saab)」のドレスを含む全てのアイテムを赤で統一し、レッドカーペットとの調和が見事だったテッサ・トンプソン、テッサとは全くタイプが異なるカラフルな「クリストファー・ジョン・ロジャーズ(Christopher John Rogers)」のドレスでやはりレッドカーペットの調和が際立っていたジョディ・ターナー=スミスにも注目が集まった。