※本サイトはアフィリエイト広告を利用しています

松山ケンイチ、野良猫が「ちょっとした幸せ」に 「その猫も出ていますよ!」と監督『川っぺりムコリッタ』

『川っぺりムコリッタ』公開記念舞台挨拶が行われ、主演の松山ケンイチ、共演のムロツヨシ、満島ひかり、吉岡秀隆、そして荻上監督が参加

最新ニュース レポート
注目記事
『川っぺりムコリッタ』(C) 2021「川っぺりムコリッタ」製作委員会
『川っぺりムコリッタ』(C) 2021「川っぺりムコリッタ」製作委員会 全 7 枚
拡大写真

「おいしい食」と「心をほぐす幸せ」を描く、荻上直子監督最新作『川っぺりムコリッタ』がついに公開。初日翌日の9月17日(土)、都内劇場にて公開記念舞台挨拶が行われ、主演の松山ケンイチ、共演のムロツヨシ、満島ひかり、吉岡秀隆、そして荻上監督が参加した。


>>『川っぺりムコリッタ』あらすじ&キャストはこちらから

コロナ禍により約1年の公開延期を経て、念願の劇場公開となったことに荻上監督は、「我慢して我慢してこの日を迎えることができて嬉しい!」と封切りに感無量の様子。

北陸の塩辛工場で仕事を見つけて、ハイツムコリッタに引っ越してきた主人公の山田役の松山さんは、山田の隣に住んでいる島田役のムロさんとの冒頭シーンを回想して「ムロさんはとても好きな俳優で大切な仕事仲間です。でも島田はいきなり山田の部屋に入って来て『風呂貸して』って…。どんな気持ちで言ったんですか?」と質問。これに対し、ムロさんは「とにかくお風呂に入りたかったんだと思うよ!」とキャラクターの心情を代弁していた。

一方、荻上監督との出会いで俳優としての引き出しが増えたと語るムロさん。「荻上監督との戦いの毎日が楽しくて、緊張感とやりがいが交互にやってきた撮影の日々。それがいい具合にスクリーンに映っていれば」と期待。

するとハイツムコリッタの大家・南役の満島さんが「現場でのムロさんが可哀想で可愛かった。荻上監督にやっつけられている場面などもあり、敗北感のある男がさ迷うように歩いていて」と撮影中の様子を明らかにすると、苦笑いのムロさん。

また、息子と一緒に墓石を売り歩く溝口役の吉岡さんは、満島さんに“やっつけられた”様子。主要キャラたちですき焼きを囲んで食べるシーンの話題になると「僕はお肉を食べられていなくて…。食べようとすると満島さんが器を出すので、僕は注ぐしかない。カットがかかるたびにみんな『美味しい!美味しい!』と言うけれど、僕はあの美味しそうなお肉を一枚も食べていません。僕は常にネギとしらたきしかなくて」とションボリ。それでも「味が染み込んだ美味しいしらたきでした」としみじみと語った。

また、作品の内容にちなんで「ちょっとした幸せ」について聞かれた際、松山さんは、本作のロケの際の待機場所として設営されたテントにちょっとした幸せを感じたそう。「その場所の近くに住んでいる野良猫がやって来て、ものをあさったり、昼寝をしたりする。猫が自然な振る舞いをしてくれるのが嬉しかった。僕らもその場の風景の一部になっているのかなと思ったりして」とコメント。

すると荻上監督から「その猫も出ていますよ!」との報告があり、松山さんはビックリしながら「みなさん、もう一度作品を確認した方がいいです! 僕も忘れていましたから!」と観客に語るひと幕も。

最後に主演の松山さんは、「これからの時代、身の回りにある小さな幸せを実感して発見していくことができるかどうかが、必要になっていくと自分は思っているので、そのいいヒントになるような作品だと思います。言語では言い表すことのできないあいまいなものを皆さんに届けて、いつまでも皆さんの中に残るのが映画の理想。この作品を気に入ってくれたら、たくさんの人に紹介してもらいたいです」と、本作が広く届くことを祈願していた。

『川っぺりムコリッタ』は全国にて公開中。

《シネマカフェ編集部》

特集

関連記事

この記事の写真

/
【注目の記事】[PR]