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ギレルモ・デル・トロらがNetflixとの作品作りについて語る特別映像が公開

Netflixのグローバルファンイベント「TUDUM」が9月24日、9月25日に開催。イベント内で4人のクリエイターに焦点を当てた特別映像が公開された。

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是枝裕和、ギレルモ・デル・トロらがNetflixとの作品作りについて語る特別映像が公開
是枝裕和、ギレルモ・デル・トロらがNetflixとの作品作りについて語る特別映像が公開 全 5 枚
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Netflixのグローバルファンイベント「TUDUM」が9月24日、9月25日に開催された。

「TUDUM」では世界各国からNetflixオリジナル作品の最新情報が多数公開される中、クリエイターに焦点を当てた「クリエイターズパネル: Front Line of Creative」では、Netflixとタッグを組む4名のトップクリエイターが、企画への取り組みや新たな挑戦など、映像制作の舞台裏を語る特別映像が公開された。

クリエイターズパネル: Front Line of Creative | TUDUM Japan - Netflix

今回登場したのは、『ギレルモ・デル・トロのピノッキオ』のNetflix独占配信が控えるギレルモ・デル・トロ、大ヒットドラマシリーズで、シーズン3の配信を控える「ウィッチャー」のショーランナー、ローレン・シュミット・ヒスリック。そして、日本からは「今際の国のアリス」シーズン2の配信を控える佐藤信介と、初めてのNetflixとの作品制作「舞妓さんちのまかないさん」で総合演出を務める是枝裕和が登場。それぞれが手がける最新作やNetflixとの作品づくりについて語っている。

プロデューサーとして重要なことは「正しい選択」をすること───ギレルモ・デル・トロ

この冬、Netflixで配信が予定されている『ギレルモ・デル・トロのピノッキオ』はアカデミー賞®受賞監督のギレルモ・デル・トロが児童文学の「ピノキオ」をアニメーション映画化した作品だ。ユアン・マクレガー、ティルダ・スウィントン、ケイト・ブランシェットら豪華俳優がボイスキャストを務めている。

デル・トロ監督が本作についてこだわった点は「アニマ (anima):アニメーションに魂を吹き込むこと」だと語り、監督自身にとっても個人的な作品であるという本作において、実際にパペットが生きて思考しているように見えるよう、アニメーターには、重要ではない細部の動きにまでこだわって作ってもらったそうだ。

また、日本のアニメーション文化に対するリスペクトを伝えつつ、プロデューサーとして重要なことは「正しい選択をすること」だと語った。一緒に仕事をする上で情熱とビジョンを持ち、ゴールと理由を明確に持つ人を選ぶことが最も大切で、プロデューサーの仕事として、ボクシングのセコンドのような立ち位置で語り手の意志を尊重することを意識しているという。

『ギレルモ・デル・トロのピノッキオ』職人技の舞台裏 - Netflix

ショーランナーという仕事は「作品の土台づくり」───ローレン・シュミット・ヒスリック

小説原作でシーズン3の配信が控える人気ドラマ、「ウィッチャー」の製作総指揮を務めるローレン・シュミット・ヒスリックは、これまでMARVELドラマ「デアデビル」や「アンブレラ・アカデミー」などの人気作を手掛けてきた。

ショーランナーという仕事は「作品の土台づくり」だとして、脚本の執筆だけでなく撮影からポストプロダクションまで作品の一貫性を管理する仕事だという。彼女は作品を作っていくうえで、大勢の人と働ける点が仕事において好きな点だと語り、情熱がある人と仕事をし、お互いが尊敬しあえる良い制作環境が作品にも反映されると語った。

また、これまで、多くの作品をNetflixで手掛けてきた彼女は「『ウィッチャー』は素晴らしい小説が原作ですが、私が書くならどうなるか、そこを尊重してくれたのです。自由に作らせてくれるのがNetflixの魅力です」と語り、自分自身の着眼点や伝えたい形を尊重し作品作りのサポートをしてくれるNetflixの姿勢が魅力的だと映像内で伝えた。

「今際の国のアリス」佐藤信介が語る、世界を見据えた作品作り

世界70以上の国でトップ10入りを果たした「今際の国のアリス」のシーズン2が12月22日に配信される。山下智久、恒松祐里、磯村勇斗ら新キャストも追加され、さらに注目が集まる本作だが、シーズン1から本作の監督を務めるのは佐藤信介だ。

佐藤監督が「今際の国のアリス」シーズン2で意識したことは、実際に現実世界で(作中の「げぇむ」が)開催されてもおかしくないと思えるような“仮説感”や現代でも起こりえるような恐怖感を創出することだという。

佐藤監督は普段から作品制作において、(原作がある場合は)ストーリーやキャラクター、さらに日本という国さえも知らない人でも入り込めるような作品を作ることを意識しているというが、特に、本作はNetflixで世界同時配信されるため、「より広く、いろんな人に伝わるということが分かっていたので、今まで以上にそれを念頭に置いて作っていました」と振り返った。

また、ドラマ作品でありながら、スタッフ、機材、労力などのすべてを映画と同等、またはそれ以上のスケールで制作しており、「皆さんに感動をより濃く与えられるのではないかと思っている」と、見どころを伝えた。

「若手監督とのタッグは刺激にもなった」───是枝裕和

数々の映画祭で評価を受け、世界からの注目を集める是枝裕和がNetflixとの初タッグを組むのは、『週刊少年サンデー』で連載中の漫画を原作とする、「舞妓さんちのまかないさん」だ。本作では総合演出を務めている。

「今際の国のアリス」の佐藤監督とは異なり、是枝監督は作り方や演出等は世界配信されることを意識をせず、これまでの映画制作と同様に、あくまでも結果を意識して作ったという。また、自分自身でも監督を務めながら、若手監督も起用した本作では、9話ある作品の中で、各監督の個性を出しつつ、統一感を持たせることができた、と語り、若手監督とのタッグは是枝監督自身も刺激になり、おもしろさも感じたと振り返った。

また、作品のストーリーについては、「血縁のない疑似家族的な共同体というのを女性だけが形成し、館という形で、ある種の伝統芸能を継承していくのを、京都のあの地域だけ今とどめている、というのか、変わっていかざるをえない文化だと思いますけれども、それを作品の中で描けるというのも、ひとつの魅力でした。」と語り、本作の見どころを伝えた。

是枝裕和、ギレルモ・デル・トロらがNetflixとの作品作りについて語る特別映像が公開

《Branc編集部》

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