世界歴代興行収入第1位を誇り、3Dによる“映像革命”を巻き起こしたジェームズ・キャメロン監督の『アバター』の続編となる『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』。12月16日(金)の公開を前に、プロデューサーのジョン・ランドーが来日。本邦初公開となる特別映像を交えたプレゼンテーションを行った。
前作では、神秘の星パンドラの資源を求める人間が「アバター計画」を展開。人間のジェイクが先住民のナヴィと人間を合わせた肉体である“アバター”に意識をリンクさせることで、ナヴィの女性戦士・ネイティリと心を通わせ、パンドラを守るために戦うさまが描かれた。今回の続編は前作の10年後の物語で、ジェイクとネイティリに加え、彼らの子どもたちのドラマが描かれる。
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ランドー氏は今回の続編のテーマが「家族」であると語り「人生において、常に良い時ばかりではない中で、どういう犠牲を払いながら生きていくのか? 両親(ジェイク&ネイティリ)の視点だけでなく、ティーンエイジャーの子どもたちが自分たちのアイデンティティを探すさまも描いている」と語る。
ランドー氏はこのプレゼンテーションの中で、幾度となく本作は「映画館で見るべき作品である」と強調。先述のように、前作の主人公2人に加えて、若いキャラクターを登場させたのも、若い層に映画館に足を運んでほしいという思いからだと語る。
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「ジム(=キャメロン監督)は映画館に行くという体験がユニークで特別なことだと考えています。それはiPhoneやAndroidのデバイスで見るのとは違います。(劇場で)みんなと一緒に経験するということが重要です。『1』にはいなかったティーンのキャラクターを登場させたのは、まさに若いオーディエンスに声をかけるためであり、共感し、インスピレーションを感じていただけると思います」と語った。
また、今回の続編には、前作でグレイス・オーガスティン博士を演じたシガニー・ウィーバーも出演している。オーガスティン博士は前作で戦いのさなかに絶命したが、シガニーは本作では博士とは別のキャラクター、ジェイクとネイティリの一家の一員であり、物語のカギを握るキリを演じている。
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ランドー氏はキリの年齢設定が14歳であることを明かし、今年73歳を迎えるシガニーが「14歳の心を自分の中に見つけて、演じています」と称賛。シガニーが水中でのパフォーマンスキャプチャーの撮影のために訓練を受け、6分もの間、水中で自然な演技を見せていたということにも触れつつ「ほかの作品ではできない、素晴らしい機会となりました」と語っていた。
『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』は12月16日(金)より公開。