回顧録「Making a Scene」を発売し、「フアン家のアメリカ開拓記」出演時にセクハラ被害に遭っていたとプロデューサーを告発したコンスタンス・ウーが、トーク番組「Late Night with Seth Meyers」に出演。セクハラ被害を明かした理由を涙ながらに語った。
「正直に言って、あのことについては書きたくなかったんです。本を出版するにあたって、最後に書いたエッセイでした。『書くべきです。これこそ、みんなが聞きたいと思っていることだから』と編集者に追い込まれた感じで。私としては、人生でその章はもう終わったことだと思っていました」と、本来ならセクハラ被害について書くつもりはなかったと話した。
「私が学んだことは、イヤだなという感情や嫌がらせというのは、自分が望めば消えるというものではないんです。どこかに出てきてしまう。だから、みなさんはあのツイートの文脈を理解することができなかったのだと思います」。
“あのツイート”というのは、コンスタンスが3年間もSNSから遠ざかることになった、「フアン家のアメリカ開拓記」のシーズン更新に関するツイート。3年前、同作がシーズン6へ更新されることが決定した際、「すごい動揺している」「文字通り泣いている」とツイートし、罵り言葉を用いて更新を嘆き、ファンを驚かせたのだった。その後、真意を説明しようとするも批判的なコメントが寄せられ、SNSからは距離を置くことに。今年7月、SNSに復帰した際には、自殺を図り、命を落としかけていたことを明かした。現在コンスタンスが伝えたいのは、3年前のツイートをした背景にはセクハラがあり、「望んでも消えない感情が出てしまった」ということだろう。
「あの話を本に書いたのは、(何かに対して)すぐに決めつけてしまう前に、好奇心や共感を持つことが大事だと思ったからです。だって、だれかがいつものその人らしくないことをしている時は、たいてい彼らの人生でなにか(大変なこと)が起きているのですから」。