10月24日から11月2日まで開催される東京国際映画祭。今年度から規模も作品数もパワーアップし、コロナ禍以前の活気が戻ってきた。
目次
今年の東京国際映画祭
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近年は六本木を中心に開催していたが、昨年度から日比谷・銀座・有楽町エリアへと移した。さらに今年からは、使用する劇場を拡大し、スクリーン数と上映作品数を増やしている。そしてコロナ禍を乗り越え、海外からのゲストも積極的に呼び込み、国内外の映画人の交流も目指す。審査委員長には、演劇・オペラ演出家、映画監督として、数々の世界的な記録を成し遂げたジュリー・テイモア。その他、タイやフランス、ポルトガル、タイからも有名な映画人たちが集結する。
今年は、「飛躍」というテーマを掲げ、メジャーな作品からアート作品まで、世界中から集めた映画を幅広く上映。ポスタービジュアル監修に、世界的デザイナーのコシノジュンコを迎え、同じクリエイティブ産業であるファッションも意識した、モードな世界観に仕上がっている。
また、オープニング作品として二宮和也主演の『ラーゲリより愛を込めて』、クロージング作品に黒澤明の『生きる』のイギリス版『生きる LIVING』が上映される。
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コンペティション部門
2022年1月以降に完成した、世界各国・地域の映画の中から選ばれた15本が上映され、クロージングセレモニーで各賞が決定する。
📍注目ポイント
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今年度のラインナップは、世界各国の作品が選ばれていることはもちろん、多様な人々や境遇の作品があり、それぞれ別の角度から楽しむことができる。
日本からは、今泉力哉監督の『窓辺にて』と松永大司監督の『エゴイスト』が選出された。それぞれ愛の物語であるが、それによって生まれる自らの感情に向き合う様子に二作品の違いが生まれるだろう。一方、福永壮志監督の『山女』は、18世紀後半の東北の食糧難に苦しむ村を舞台に、少女を映し出す。
『カイマック』は、ヴェネチア国際映画祭で金獅子賞を受賞したことのあるミルチョ・カイマックが監督を務めた群像コメディというだけあって、実力が期待できる。その他、ワールドプレミアとなる、ブイ・タック・チュエン監督の『輝かしき灰』、サンジーワ・プシュパクマーラ監督の『孔雀の嘆き』、ミハル・ボガニム監督の『テルアビブ・ベイルート』などが上映される。
🎥作品名/監督名一覧
1976 /マヌエラ・マルテッリ(チリ、アルゼンチン、カタール)
アシュカル /ユセフ・チェビ(チュニジア、フランス)
ザ・ビースト/ロドリゴ・ソロゴイェン(スペイン、フランス)
窓辺にて/今泉力哉(日本)
エゴイスト/ 松永大司(日本)
ファビュラスな人たち/ ロベルタ・トッレ(イタリア)
輝かしき灰/ ブイ・タック・チュエン(ベトナム、フランス、シンガポール)
カイマック/ミルチョ・マンチェフスキ(北マケドニア、デンマーク、オランダ、クロアチア)
ライフ/エミール・バイガジン(カザフスタン)
マンティコア/カルロス・ベルムト(スペイン)
山女/福永壮志(日本、アメリカ)
孔雀の嘆き/サンジーワ・プシュパクマーラ(スリランカ、イタリア)
テルアビブ・ベイルート/ミハル・ボガニム(キプロス、フランス、ドイツ)
This Is What I Remember(英題)/ アクタン・アリム・クバト(キルギス、日本、オランダ、フランス)
第三次世界大戦 /ホウマン・セイエディ(イラン)
アジアの未来
「アジア発、世界へ!未来へ!」をテーマに、フレッシュなアジア(日本・中東を含む)の作品を世界に先駆けて上映するアジア・コンペティション部門。
📍注目ポイント
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今年で10年目を迎える「アジアの未来」部門に、日本からは2作品選出された。その他の作品も全てワールドプレミアになっており、最優秀作品に「アジアの未来 作品賞」が送られる。
日本の作品として、憧れの存在の突然の死に遭遇する『i ai 』、直木賞作家の朝井リョウの短編集が原作の『少女は卒業しない』が上映される。
世界からも、内モンゴル出身でフランスで学んだ監督デビュー作『へその緒』、名優コンビが夫婦を演じた『消えゆく燈火』、5つの短編からインド社会が浮き彫りになる『アヘン』、トランスジェンダーの物件探しの苦難を描いた『私たちの場所』、五感を刺激する『突然に』などが上映される。
🎥作品名/監督名一覧
アルトマン・メソッド/ナダヴ・アノロヴィッツ(イスラエル)
蝶の命は一日限り/モハッマドレザ・ワタンデュースト(イラン)
クローブとカーネーション/べキル・ビュルビュル(トルコ/ベルギー)
へその緒/チャオ・スーシュエ(中国)
i ai /マヒトゥ・ザ・ピーポー(日本)
消えゆく燈火/アナスタシア・ツァン(香港)
アヘン / アマン・サチデーワ(インド)
私たちの場所/エクタラ・コレクティブ(インド)
少女は卒業しない/ 中川駿(日本)
突然に/メリサ・オネル(トルコ)
ガラ・セレクション部門
日本公開前の、世界の映画祭で話題になった作品や大ヒット娯楽映画など、映画祭を盛り上げる作品を上映する。
📍注目ポイント
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クリスチャン・ベール、マーゴット・ロビー出演で、アカデミー賞常連デヴィッド・O・ラッセル監督の『アムステルダム』は大注目。その他、アカデミー賞に5度輝いたアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥの『バルド、偽りの記録と一握りの真実 』や、ノア・バームバックの『ホワイト・ノイズ』、オリビア・ワイルドの『ドント・ウォーリー・ダーリン』など、実力派監督たちの作品が勢揃いする。
日本からは、今年公開を迎える廣木隆一監督の3作品『母性』『月の満ち欠け』『あちらにいる鬼』も上映される。
大人気映画『ニュー・シネマ・パラダイス』の監督ジュゼッペ・トルナトーレの、2020年に亡くなった映画音楽家のエンニオ・モリコーネのドキュメンタリーも期待が高い。
🎥作品名/監督名一覧
アムステルダム/デヴィッド・O・ラッセル(アメリカ)
そして僕は途方に暮れる/三浦大輔(日本)
イニシェリン島の精霊 /マーティン・マクドナー(イギリス)
バルド、偽りの記録と一握りの真実 /アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ(メキシコ)
神探大戦/ワイ・カーファイ(香港 /中国)
ドント・ウォーリー・ダーリン/オリビア・ワイルド(アメリカ)
フェアリーテイル/アレクサンドル・ソクーロフ(ロシア、ベルギー)
ザ・メニュー/マーク・マイロッド(アメリカ)
母性/廣木隆一(日本)
ノースマン 導かれし復讐者/ロバート・エガース(アメリカ)
月の満ち欠け/廣木隆一(日本)
あちらにいる鬼/廣木隆一(日本)
ホワイト・ノイズ/ノア・バームバック(アメリカ)
モリコーネ 映画が恋した音楽家/ジュゼッペ・トルナトーレ(イタリア)
ワールド・フォーカス部門
世界の国際映画祭で注目を集めた作品や、日本での公開がまだ決まっていない最新作を上映。スペインや中南米の作品を扱う「ラテンビート映画祭」とのコラボレーションや、台湾の巨匠ツァイ・ミンリャンの特集も行われる。
📍注目ポイント
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カンヌ国際映画祭の批評家週間にてグランプリを獲得した『ラ・ハウリア』や、カンヌ国際映画祭でパルム・ドール受賞経験のあるクリスティアン・ムンジウ監督の『R.M.N』が上映される。他にも、カンヌ国際映画祭で上映された『パシフィクション』『鬼火』『タバコは咳の原因になる』、ヴェネチア国際映画祭で上映の『波が去るとき』『エドワード・ヤンの恋愛時代[レストア版]』、ベルリン国際映画祭で上映の『コンビニエンスストア 』『クロンダイク』など、評価の高い作品ばかり。
ツァイ・ミンリャンの特集としては、『青春神話』『楽日』『ツァイ・ミンリャン短編集』『水の上を歩く/西遊』が上映される。
🎥作品名/監督名一覧
ラ・ハウリア/ルーム・メイド/アンドレスラミレス、ルクレシア・マルテル(コロンビア、フランス/アルゼンチン、メキシコ)
パシフィクション/アルベルト・セラ(スペイン、フランス、ドイツ、ポルトガル)
この通りはどこ?あるいは、今ここに過去はない/ジョアン・ペドロ・ロドリゲス、ジョアン・ルイ・ゲーラ・ダ・マタ(ポルトガル、フランス)
鬼火/ジョアン・ペドロ・ロドリゲス(ポルトガル、フランス)
セカンド・チャンス/ラミン・バーラニ(アメリカ)
コンビニエンスストア/ミハイル・ボロディン(ロシア、スロベニア、トルコ、ウズベキスタン)
R.M.N/クリスティアン・ムンジウ(ルーマニア、フランス、ベルギー)
タバコは咳の原因になる/カンタン・デュピュー(フランス)
スパルタ/ウルリヒ・ザイドル(オーストリア、フランス、ドイツ)
クロンダイク/マリナ・エル・ゴルバチ(ウクライナ、トルコ)
波が去るとき/ラヴ・ディアス(フィリピン、フランス、デンマーク、ポルトガル)
エドワード・ヤンの恋愛時代[レストア版] /エドワード・ヤン(台湾)
青春神話/ツァイ・ミンリャン(台湾)
楽日/ツァイ・ミンリャン(台湾)
ツァイ・ミンリャン短編集/ツァイ・ミンリャン(台湾)
水の上を歩く/西遊/ツァイ・ミンリャン(フランス、台湾)
Nippon Cinema Now 部門
この1年の日本映画を対象に、世界に発信されるべき映画を上演する。今年は、3月に亡くなった青山真治監督を追悼して、2作品も上映される。
📍注目ポイント
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お笑い芸人の村本大輔出演の『アイ アム ア コメディアン』、ベルリン国際映画祭に出品された『ケイコ 目を澄ませて』、眞栄田郷敦主演の『彼方の閃光』、映画初主演となる井口理(King Gnu)主演の『ひとりぼっちじゃない』が注目を集める。
また、試練に立ち向かう母娘を描いた『あつい胸さわぎ』、親子の生と死の物語である『はだかのゆめ』、愛と記憶の物語の『百花』、親子のリアルな関係を映し出した『わたしのお母さん』など、母親との物語も集められている印象だ。
青山真治監督追悼の作品としては、『EUREKA ユリイカ』『エリ・エリ・レマ・サバクタニ』が上映される。また、国立映画アーカイブにて、『チンピラ』『SHADY GROVE』も上映される予定だ。
🎥作品名/監督名一覧
アイ アム ア コメディアン/日向史有(日本、韓国)
あつい胸さわぎ/まつむらしんご(日本)
彼方の閃光/半野喜弘(日本、アメリカ)
ケイコ 目を澄ませて/三宅唱(日本)
雑魚どもよ、大志を抱け!/足立紳(日本)
はだかのゆめ/甫木元空(日本)
ひとりぼっちじゃない/伊藤ちひろ(日本)
百花/川村元気(日本)
わたしのお母さん/杉田真一(日本)
EUREKA ユリイカ/ 青山真治(日本)
エリ・エリ・レマ・サバクタニ/ 青山真治(日本)
チンピラ/青山真治(日本)
SHADY GROVE/青山真治(日本)
ジャパニーズ・アニメーション部門
今年は「ゼロから世界を創る」をテーマに、最新のアニメ映画を選出。「アニメと東京」というタイトルで4作品の上映、そして放送55周年を迎える『ウルトラマンセブン』を特集する。
📍注目ポイント
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「アニメーションで世界を創る」をテーマに、Netflixにて配信し話題を集めた『雨を告げる漂流団地』、海外の映画祭への出品も決まっている『夏へのトンネル、さよならの出口』、『ぼくらのよあけ』が上映される。
また、「東京」を描いたアニメーションとして、『幻魔大戦』『メガゾーン23』『機動警察パトレイバー2 the Movie ※サウンドリニューアル版』『劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-』の4作品も上映される。
さらに、特撮部門としてウルトラマンセブンを特集。『対話』『特撮』『ヒーロー』の3つのテーマに分けてそれぞれ上映。上記3つのテーマで、アニメ評論家の藤津亮太をモデレーターに迎え、シンポジウムも開催予定。
🎥作品名/監督名一覧
雨を告げる漂流団地/石田祐康(日本)
夏へのトンネル、さよならの出口/田口智久(日本)
ぼくらのよあけ/黒川智之(日本)
幻魔大戦/りんたろう(日本)
メガゾーン23/石黒昇(日本)
機動警察パトレイバー2 the Movie ※サウンドリニューアル版/ 押井守(日本)
劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-/伊藤智彦(日本)
「ウルトラセブン」55周年記念上映『対話』/『宇宙囚人303』&『盗まれたウルトラ・アイ』鈴木俊継、『ダーク・ゾーン』&『ノンマルトの使者』満田かずほ(※「かずほ」の字は禾へんに「斉」)(日本)
「ウルトラセブン」55周年記念上映『特撮』/『湖のひみつ』野長瀬三摩地、『ウルトラ警備隊 西へ 前編』&『ウルトラ警備隊 西へ 後編』満田かずほ(※「かずほ」の字は禾へんに「斉」)、『超兵器R1号』鈴木俊継(日本)
「ウルトラセブン」55周年記念上映『ヒーロー』/『セブン暗殺計画 (前篇)』&『セブン暗殺計画 (後編)』飯島敏宏、『史上最大の侵略(前編)』&『史上最大の侵略(後編)』満田かずほ(※「かずほ」の字は禾へんに「斉」)(日本)
日本映画クラシックス部門
「長谷川和彦とディレクターズ・カンパニー」という国立映画アーカイブの特集上映と連携し、デジタルリマスターされた4作品を上映する。
📍注目ポイント
第1回東京国際映画祭ヤングシネマコンペ部門で輝き、相米慎二監督の名を有名にした『台風クラブ』や、第2回東京国際映画祭コンペティション部門で上映された『光る女 修復版』が帰ってくる。
日本スプラッター映画の原点とも言える作品『DOOR [デジタルリマスター版]』や、松重豊主演の本格恐怖映画『地獄の警備員[デジタルリマスター版]』も復活を遂げる。
🎥作品名/監督名一覧
台風クラブ / 相米慎二(日本)
光る女 修復版 / 相米慎二(日本)
DOOR [デジタルリマスター版] / 高橋伴明(日本)
地獄の警備員[デジタルリマスター版] / 黒沢清(日本)
TIFF シリーズ部門
テレビやインターネット配信の作品として作られたシリーズ作品を、公開に先駆け、スクリーンでプレミア上映をする部門。
📍注目ポイント
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シリーズ作品が先駆けて上映されるこの部門では、柳楽優弥主演の人喰いヴィレッジ・サイコスリラーの『ガンニバル』の第1、2話が上映される。1987年から放送された『仮面ライダーBLACK』リブート版として、西島秀俊と中村倫也を主演に迎え、復活した『仮面ライダーBLACK SUN』はエピソード1、2を先行上映。
また、海外からは、カンヌ国際映画祭でも上映された『イルマ・ヴェップ』をエピソード1~4、5~8に分けて上映する。
🎥作品名/監督名一覧
ガンニバル/片山慎三(日本)
仮面ライダーBLACK SUN/白石和彌(日本)
イルマ・ヴェップ〈エピソード1-4〉/オリヴィエ・アサイヤス(フランス、アメリカ)
イルマ・ヴェップ〈エピソード5-8〉/オリヴィエ・アサイヤス(フランス、アメリカ)
ユース部門
ティーンエイジャーを中心に、映画の素晴らしさを学んでもらうための部門。
📍注目ポイント
若い世代に映画を知ってもらう企画。今年7月に行われた、中学生が映画を制作する「TIFFティーンズ映画教室」で生まれた映画が上映される。そして、声優としても活躍している山崎バニラが、サイレント映画を琴やピアノのパフォーマンス付きで上映する「TIFFチルドレン」も行われる。
また、国際映画祭で評価された、高校生への刺激になるような作品を上映する「TIFFティーンズ」が行われる。カトリック系寄宿学校の少女たちを描いた『セルヴィアム -私は仕える-』、戦争の中を生きる少女の物語『ヌズーフ/魂、水、人々の移動』、スペインの小さな村でひと夏を過ごす若者の映画『ザ・ウォーター』が上映予定。
世界的な活躍が期待される監督や、すでに日本を代表している監督たちによるトークショーも行われる。
🎥作品名/監督名一覧
セルヴィアム -私は仕える- /ルート・マダー(オーストリア)
ヌズーフ/魂、水、人々の移動/スダデ・カーダン(イギリス、シリア、フランス)
ザ・ウォーター/ エレナ・ロペス・リエラ(スペイン、スイス、フランス)
山崎バニラの活弁小絵巻2022/『のらくろ二等兵~教練の巻・演習の巻』村田安司、『ノックアウト』マック・セネット、『海辺の恋人たち』『にぎやか雑貨店』ロスコー・アーバックル(日本、アメリカ)
チケットの販売や映画祭の楽しみ方
東京国際映画祭のチケットは、10/15(土)より、公式サイトにて一般販売を開始する。映画祭開催期間中(10/24~11/2)には、有楽町駅前の広場にて設置されている「TIFF有楽町駅前チケットセンター」にて購入も可能。
有楽町駅にチケット売り場もあり、有楽町駅を中心に、映画祭対象の映画館が広がっているため、有楽町駅に向かうのが効率的だろう。公式ホームページにも、マップが載っているので、そこから対象映画館を確認していくのが良いだろう。