クリステン・スチュワートがダイアナ元妃を演じ、アカデミー賞にノミネートされた『スペンサー ダイアナの決意』。今回、ダイアナとチャールズの夫婦関係が冷え切っていた1991年のクリスマスを舞台にした本作から、教会の朝食の席での夫婦のワンシーンを収めた本編映像が解禁となった。
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1991年のクリスマスの日、王室の伝統行事である教会での朝の礼拝前の朝食の席でのこと。隣に座る夫チャールズに対し、ダイアナは「私はどう見える?」と問いかけるが、チャールズは「問題ないよ」とそっけない。そして慎重に口を開いたチャールズはダイアナに「頼みがある」と続ける。
その頼みの内容は、「この朝食は皆の努力でできている。頼むから教会の鐘が鳴る前にその努力をトイレに吐き出さないでほしい」という、ダイアナにとってひどく冷たく刺さる言葉だった――。
本作でチャールズ役を演じたのは、「風の勇士 ポルダーク」などのTVドラマや舞台で活躍、映画『ロスト・ドーター』や『ライオット・クラブ』などにも出演したロンドン出身の注目俳優ジャック・ファーシング。
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ダイアナ役を演じたクリステン同様に、誰もが知る人物を演じるプレッシャーについて、「これまでにも1~2回実在の人物を演じたことがあったけれど、チャールズを演じるのはまた別の話。とてもエキサイティングなチャレンジでした」と語る。
そして彼はこの役を演じるために、チャールズとロイヤルファミリーに関する文献を読み漁り、情報を徹底的に集めたと話す。劇中はダイアナの視点で物語が進行するが、ジャックは「いろいろな世間の声があるけれど、チャールズの最大の味方になろうと努力しました。彼をより理解するために彼のインタビューや動画をたくさん見て読んで、今まであまり知らなかった彼に共感し、ダイアナに同情しそうになる中、自分の気持ちを強く持って撮影に挑みました」とふり返る。
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王室において、外からやってきたダイアナと、いずれ国王となる運命を背負って生きるチャールズとの価値観の違いも描かれる本作。その発言にも耳を傾けたい作品となっている。
『スペンサー ダイアナの決意』はTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開中。