舞台「となりのトトロ」が10月8日にイギリス・ロンドンのバービカン劇場で開幕し、場面写真が解禁された。
本公演は映画版の音楽を手掛けた作曲家の久石譲が舞台化を提案し、宮崎駿監督がこれを快諾したことで始まったプロジェクト。久石譲がエグゼクティブ・プロデューサーを務め、イギリスの名門演劇カンパニー、ロイヤル・シェイクスピア・カンパニー(RSC)と日本テレビが共同製作し、舞台化した。
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チケットは5月17日の発売初日3万枚を販売し、ベネディクト・カンバーバッチ主演「ハムレット」(2015年)の数字を抜いて、バービカン劇場の初日販売記録を更新。その後もチケットが取りにくい状態が続いており、THE TIMES(10/9付)によれば“ウェストエンドで最もチケットが売れている公演”となっている。BBCの全国ニュースでも取材を受ける(放送日未定)など、ロンドンでいま、最も注目されている作品だ。
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久石譲の音楽、原作を尊重した世界観、そしてRSCならではの作劇力で観客の心をつかみ、連日万雷の拍手とスタンディングオベーションで迎えられている本公演は、2023年1月21日までの上演となる。