ルパン三世の少年時代を描く新作アニメーション「LUPIN ZERO」が、12月に新しくローンチされる動画配信サービスにて配信されることが決定。特報映像とティザービジュアル、場面写真が一挙に公開された。
本作は、モンキー・パンチの漫画「ルパン三世」連載当初と同じ昭和30年代を舞台に、まだ何者でもない“少年ルパン”が高度経済成長期の日本を駆け巡る、懐かしくも新しいオリジナルストーリー。音楽は大友良英。「ルパン三世 PART1」を手掛けた山下毅雄の楽曲アレンジも含め、劇伴音楽を担当する。
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映像では、中間試験の成績順位表で1位になっているシーンや街の様子、女性や拳銃など、様々な場面が次々と映し出されていく。
誰もが知っている大泥棒の、誰も知らない“はじまり”の物語を描く本作。プロデューサー・野崎康次は「今までアニメーションでは描いていない、そして若かりし頃のルパンを描こうとしたのがきっかけで、モンキー・パンチ先生が原作で少年期(ジャリルパン)描かれていたので、それをイメージして少年時代を描いています」と制作のきっかけを明かす。
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監督の酒向大輔は、物語のテーマについては「職業泥棒の大人のルパン三世ですが、彼が13歳の頃の職業は中学生だったのかなと考えました。家業が泥棒なだけで、まだ継いでいない。そもそも継げと言われて素直に継ぐ性格なのかわかりません。他人から言われたことをやるのは癪に障る年頃。かといっていつまでも中学生でいる訳でもない。そんな少年ルパン君が自分で考え、自分で決めていくという物語」とコメント。
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また「少年の頃の彼がのびのびと動き出した結果、見ていてワクワクするアニメーションになりました。ルパン三世を詳しく知らなくても彼の活躍を楽しんで貰えると思います。また大人のルパン三世を知っている方は彼が大人に成長する前のキュートな少年ルパン君がそこにいたんだなと楽しんで貰えると思います」と多くの人が楽しめる作品になっていると語っている。
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そして、11月18日からアメリカで開催されるアニメコンベンション「Anime NYC」にて世界最速プレミア上映も決定した。
「LUPIN ZERO」は12月配信予定(全6話)。