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韓国ドラマの“王道”全部入り!「ペントハウス」シーズン2は欲望と愛憎がさらに加速する

超高級タワーマンションを舞台に、嘘と裏切り、復讐、不倫、三角関係、経済格差、熾烈な学歴競争、出生の秘密などなどが繰り広げられ、「21世紀最高のマクチャンドラマ」とも評された本国で社会現象を巻き起こした「ペントハウス」。

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「ペントハウス2」(c)SBS
「ペントハウス2」(c)SBS 全 10 枚
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超高級タワーマンションを舞台に、嘘と裏切り、復讐、不倫、三角関係、経済格差、熾烈な学歴競争、出生の秘密などなどが取り上げられ、「21世紀最高のマクチャンドラマ」とも評されて本国で社会現象を巻き起こした「ペントハウス」

マクチャンとは韓国語で「どん詰まり、行き詰まった状況」のこと。マクチャンドラマは「まさか、そんなことが…!?」と思うような非現実的な展開が連続し、行き詰まった状況に置かれた人間たちの愚かさや滑稽さ、したたかさ、果てしない欲望や根深い愛憎が観る者を引きつけ、一度見始めたら止まらなくなるタイプのドラマだ。

いわば日本人が一般的にイメージする、韓国ドラマのあらゆる要素の“全部入り”にして最高峰。そんな「ペントハウス」の魅力と、その衝撃の続編「ペントハウス2」に迫った。


見れば必ず沼落ちする!?
「ペントハウス」シリーズが面白い理由


ケーブル局や配信サービスの作品が台頭する韓国では視聴率1桁台の地上波ドラマも少なくない中、「ペントハウス」は初回放送から同時間帯視聴率1位を独走し、瞬間最高視聴率30%以上をたたき出す大ヒットに(※ニールセンコリア調べ)。シーズン3まで数々のドラマ賞において合計30冠以上を獲得した。

マクチャンドラマが人気を呼ぶのは、財閥やセレブなど、我々の日常生活とは到底無縁な世界を没入体験できることが大きな理由。今作では、富裕層の中でも上位1%の者だけが住める超高級タワーマンション“ヘラパレス”の住人たちの壮絶な復讐劇と愛憎と欲望の行方を、煌びやかなインテリアやハイファッションに彩られた贅沢な暮らしぶりとともに怒涛のストーリーで描いていく。ドラマ制作費はシリーズ総額で321億6千万ウォン(約32億円)というだけに、そのスケールは桁違いだ。

江南の高級住宅地にそびえる100階建てのタワーマンション“ヘラパレス”。最上階<ペントハウス>に暮らす建築会社代表チュ・ダンテ(オム・ギジュン)は、不動産投機で私腹を肥やし、文字通り頂点に君臨している。だが、ヘラパレス1周年記念パーティーの夜、ダンテの妻シム・スリョン(イ・ジア)が高層階から何者かに突き落とされる少女の姿を目撃。その少女ミン・ソラ(チョ・スミン)の転落死をきっかけに、ヘラパレスを牛耳る“ヘラクラブ”の夫婦たちやその子どもたちが抱える闇が次々に明るみになっていく。

各階層はヒエラルキーそのものだ。ダンテは、85階に住む声楽家チョン・ソジン(キム・ソヨン)とその夫の外科医ハ・ユンチョル(ユン・ジョンフン)、55階に暮らすマザコンの弁護士イ・ギュジン(ポン・テギュ)と元アナウンサーのコ・サンア(ユン・ジュヒ)夫婦、45階の派手好きで噂好き、夫はドバイ在住というカン・マリ(シン・ウンギョン)を取り込み、ヘラパレスの価値を暴落させかねないソラの転落死を隠蔽する。

一方、ヘラパレスを遠くから眺めるオ・ユニ(ユジン)は、声楽家になる夢を絶たれ、不動産仲介の仕事をしながら、ひとり娘のロナ(キム・ヒョンス)を育てるシングルマザー。母を凌ぐ歌声を受け継いだロナはソジンが教鞭をとるチョンア芸術高校を目指していたが、実はソジンこそ、ユニが声楽を諦める原因となった因縁の相手…。それでもユニは、ロナのためにヘラパレスのドロ沼に足を踏み入れることになる。

ヘラパレスの住人は、表の顔は満面の笑みでもそれぞれ際限のない欲望と恨み、屈折した感情を内に抱えている。親たちはチョンア芸高に通う我が子のライバルを蹴落とそうと画策し、不正入学や成績ねつ造などは当たり前。そのプレッシャーと歪んだ愛により、子どもたちが校内暴力に走り、極端な手段を選んでしまう姿には思わず同情を寄せてしまうほど。

まさに富める者はますます富む超格差社会と、才能があっても後ろ盾がなければ振るい落とされる超学歴社会の縮図といえるヘラパレス。そこからはじき出されてしまったミン・ソラは、なぜ命を落とさなければならなかったのか。スリリングなサスペンス復讐劇に夢中になりながらも、真の“幸福”とは、真の“豊かさ”とは何かを考えずにはいられない。

そして「ペントハウス2」では、ダンテが不倫関係にあったソジンと婚約し、彼女が理事長を務めるチョンア財団との合併を目論む。ヘラパレスの子どもたちはチョンア芸高3年の受験生に。そこへ殺人容疑で逃走中だったユニが、復讐の手はずを整えて姿を現す。ロナも高校に戻ってくるが、進学に直結するチョンア芸術祭で新たな事件が勃発! 親たちも子どもたちも、愛憎と狂気がますます加速していく。もちろん、前シーズンからの伏線の回収も見逃せない。


最狂の人間ドラマの要は
クセになるキャラの濃さ


ペントハウスに君臨するチュ・ダンテ役のオム・ギジュンといえば、最近のNetflixヒットドラマ「シスターズ」でもあくどい悪役を演じたばかり。

そのダンテと不倫し、家業のチョンア財団の後継者の座を狙うチョン・ソジンは、クセ者ぞろいの登場人物の中でも屈指の悪役。恋愛も地位も欲しいものはすべて手に入れないと気が済まず、プライドが高く利己的でありながら、ダンテの前では素直に愛をささやいてみたり、嫉妬心を剥き出しにしたり。ソジンの娘ウンビョル(チェ・イェビン)に対する仕打ちの訳にも気づいてしまうと、大嫌いにはなれなくなる。

そんな複雑なキャラクターを熱演したキム・ソヨン(「IRIS-アイリス-」)は2020 SBS演技大賞や2021年百想芸術大賞を受賞し、絶賛を集めた。

また、ミン・ソラが実は生き別れた娘で、深い悲しみと後悔を抱えながらダンテやソジンに対する復讐の炎を静かに燃やしていったシム・スリョン。彼女と出会ったことで、K-POP第1世代「S.E.S」出身のユジンが演じるオ・ユニが洗練され、プライドを取り戻していく様や、2人がやがて姉妹のような絆で結ばれていく姿は見どころの1つとなった。

「ペントハウス2」ではスリョン役のイ・ジア(「マイ・ディア・ミスター~私のおじさん~」)が、双子のチュ・ソクフン(キム・ヨンデ)とソッキョン(ハン・ジヒョン)の実母とされるナ・エギョ役で再登場。コミックリリーフ的な役回りから一転、ユニと子どもを介して親交を深めるカン・マリ役のシン・ウンギョンの存在感も際立つ。

さらに、ロナ役のキム・ヒョンス、ソクフン役のキム・ヨンデら、今作で軒並みブレイクした次世代俳優が演じる“リトル・ヘラクラブ”が活躍する場面も増えており、彼らの好演にも注目してみてほしい。


<「ペントハウス」リリース情報>
「ペントハウス」
■TSUTAYA先行でレンタル中
■11月3日(木)dTV/ひかりTVにて見放題配信開始
■各種動画配信サービスでレンタル配信中
■DVD-BOX1  発売中
■DVD-BOX2  発売中
■DVD-BOX3  発売中  各13,860円(税込)

「ペントハウス2」
■TSUTAYA先行でレンタル中
■各種動画配信サービスでレンタル配信中
■DVD-BOX1 発売中 11,880円(税込)
■DVD-BOX2 12月2日(金)発売 13,860円(税込)

「ペントハウス3」
■TSUTAYA先行で2023年1月6日(金)よりDVDレンタル開始
■各種動画配信サービスで2023年1月6日(金)レンタル配信開始
■DVD-BOX1  2023年2月3日(金)発売
■DVD-BOX2  2023年3月3日(金)発売 各13,860円(税込)

発売・レンタル販売元:PLAN Kエンタテインメント
セル販売元:TCエンタテインメント
(c)SBS

「ペントハウス」公式サイト
<提供:PLAN Kエンタテインメント>

《上原礼子》

「好き」が増え続けるライター 上原礼子

出版社、編集プロダクションにて情報誌・女性誌ほか、看護専門誌の映画欄を長年担当。海外ドラマ・韓国ドラマ・K-POPなどにもハマり、ご縁あって「好き」を書くことに。ポン・ジュノ監督の言葉どおり「字幕の1インチ」を超えていくことが楽しい。保護猫の執事。LGBTQ+ Ally。レイア姫は永遠の心のヒーロー。

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