差別や偏見に悩む高校生たちを、ユーモアを交えて描いたさわやかな青春映画『恋人はアンバー』。この度、主人公であるゲイのエディの母親を演じた英国アカデミー女優シャロン・ホーガンと、デイヴィッド・フレイン監督のインタビュー映像が解禁となった。
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主人公エディを見守る母親・ハンナを温かく演じたシャロン・ホーガン。今年日本で公開された『シング・ア・ソング!~笑顔を咲かす歌声~』でも軍人の妻を演じ、名演技で話題となった。さらに、脚本家や製作者、そして監督としても活躍。代表作に、ホーガンが企画・脚本・製作を務めたサラ・ジェシカ・パーカーが出演するドラマシリーズ「Divorce/ディボース」などがある。
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イギリスやアイルランドで数々のコメディ作品で賞を受賞してきたホーガン。『恋人はアンバー』は、セクシュアル・マイノリティの物語を自身も当事者であるデイヴィッド・フレイン監督の脚本と、彼女が得意とするシットコム・センスあふれる好演によりユーモアが加えられ、さわやかな青春映画に昇華された。
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この度解禁となった2人のインタビュー映像では、本作の舞台の2年前の1993年まで、アイルランドで同性愛は犯罪。離婚も1995年の国民投票が実施されるまで自由にできなかったというアイルランドの事実が語られている。また、監督自身も「個人的なこと」と語るように、「自分自身が道徳に反するだけでなく、違法だった」と10代の経験が詰め込まれた脚本についても語る。
また、ホーガンは「アイルランドで離婚に関する国民投票がおこなわれた時期が舞台だけど、そんなに前のことではないと考えるとクレイジーだ」と話し、変化の大きい時期の中で「彼女も変化していて、長男の新たな一面を見つけていきます。もちろん、彼女は息子を心配しています。1990年代は、ゲイだとカミングアウトしなければならない子にとって厳しい時代でした」とエディに思いを寄せ、監督も「この映画では、親が子どもを意図的に傷つけようとしていないことがとても大切でした」と明かしている。
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『恋人はアンバー』はTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開中。