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ブレンダン・フレイザーが全身全霊で挑む!ダーレン・アロノフスキー最新作『ザ・ホエール』4月公開

A24製作・配給、ダーレン・アロノフスキー監督の最新作にしてブレンダン・フレイザー主演で贈る『The Whale』が、『ザ・ホエール』として2023年4月、全国公開。場面写真が解禁となった。

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『ザ・ホエール』© 2022 Palouse Rights LLC. All Rights Reserved.
『ザ・ホエール』© 2022 Palouse Rights LLC. All Rights Reserved. 全 5 枚
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A24製作・配給、ダーレン・アロノフスキー監督の最新作にしてブレンダン・フレイザー主演で贈る『The Whale』が、『ザ・ホエール』として2023年4月に公開決定。場面写真が解禁となった。

ボーイフレンドのアランを亡くして以来、現実逃避から過食状態になり健康を害してしまった40代の男チャーリー。アランの妹・看護師のリズの助けを受けながら、オンライン授業でエッセイを教える講師として生計を立てているが、心不全の症状が悪化し命の危険が及んでも病院に行くことを拒否し続けている。

しかし、自分の死期がまもなくだと悟った彼は、8年前、アランと暮らすため家庭を捨てて以来別れたままだった娘エリーに再び会おうと決意。彼女との絆を取り戻そうと試みるが、エリーは学校生活や家庭に多くの問題を抱えていた…。

第79回ヴェネチア国際映画祭でプレミア上映時より主演のブレンダン・フレイザーの演技に絶賛の声が寄せられていた本作は、12月9日より北米6館で限定公開。『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』を凌ぐ2022年公開作品の1クリーンあたりの数字を記録し、BOX OFFICEは合計360,000USドル、1スクリーン平均60,000USドルの興収を上げた。

ヴェネチア国際映画祭にて

これは2022年の1スクリーンあたりの興収平均の最高記録、またアロノフスキー監督作品としては『ブラック・スワン』以来最高のオープニング成績を叩き出している。現地12月21日からは拡大公開、さらに2023年1月に超拡大公開を予定しており、期待が寄せられている。

アロノフスキー監督の『マザー!』(17)以来5年ぶりの最新作は、劇作家サム・D・ハンターによる舞台劇の映画化。初めて舞台をみたその日から長らく構想を温め続けていた企画が10年余りの時を経て、ブレンダンを主演に迎え、かつてないほどに心を揺さぶる物語を生み出した。

自宅のソファからほとんど動かず、引きこもり生活を送り続けた結果、重度の肥満症となったチャーリー。さらに心不全を患い自身の死期が近いことを悟ったことで、過食の原因ともなった長らく押し込め続けたトラウマと向き合うことを決意。自らが壊してしまった家族、疎遠だった娘との絆を取り戻そうとする彼の最期の5日間を描く。

ブレンダン・フレイザー

ハリウッド外国人記者協会元会長によるセクハラのためハリウッドの表舞台から長らく遠ざかっていたブレンダンが、272キロの巨体の男チャーリーになりきり、全身全霊で挑むその姿は観る者の心を捉えて離さず圧巻の存在感をみせつける。

彼が演じるチャーリーは、大きな勇気を持って演じなければならず、容姿、内面とも脆弱な姿を完全にさらけ出すことを求められたという。ブレンダンは「この役を演じるのが怖かった」と明かし、「自分の限界を越えて深く掘り下げ、わたしのすべてを見せたつもりだ。それがこの映画に焼き付いているよ。あまりにハードでパーソナルな経験だったから、撮影の前と後では違う自分になっていた。このチャンスに感謝している」と語る。

アロノフスキー監督は「この映画の登場人物たちは善人でも悪人でもない。僕らと同じようにグレーゾーンの中で生きていて複雑だ。それでも皆お互いに対してのエンパシー(思いやり)を抱いている。以前よりも人々が互いに背を向けているような今だからこそ、重要な問いかけだと思う」とコメント。

心をえぐるような喪失と絶望、深い悲しみ、複雑で多くの重荷を抱えながらもどこかチャーミングさと温かさ、知性を兼ね備えるチャーリー。世界から断絶せざるをえなくなった彼が、心の奥底で信じ続ける願い。誰しもが抱える人間の弱さを率直に描いていく。

娘のエリー役で「ストレンジャー・シングス 未知の世界」シリーズで“マックス”役を演じているセイディー・シンク、『ザ・メニュー』『ダウンサイズ』と話題作への出演が相次ぐホン・チャウらが脇を固め、本格化する本年度の賞レースを駆け巡る。

『ザ・ホエール』は2023年4月、全国にて公開。


《シネマカフェ編集部》

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