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妻夫木聡『ある男』、岸井ゆきの『ケイコ 目を澄ませて』ほか毎日映画コンクール候補発表

第77回「毎日映画コンクール」の各賞のノミネート作品、ノミネート者が決定。

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『ある男』(C)2022「ある男」製作委員会
『ある男』(C)2022「ある男」製作委員会 全 19 枚
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カンヌ国際映画祭より長い歴史を持ち、国内で最も権威と実績のある映画賞「第77回毎日映画コンクール」の各賞のノミネート作品、ノミネート者が決定。妻夫木聡、安藤サクラ、窪田正孝らを迎えた石川慶監督の映画『ある男』が最多9部門、岸井ゆきの主演・三宅唱監督の人間ドラマ『ケイコ 目を澄ませて』と、早川千絵監督『PLAN 75』が6部門ノミネートで続いた。

「毎日映画コンクール」は1946年(昭和21年)、日本の映画産業の振興に寄与し、国民に映画の楽しさを広く伝えることを目的に、毎日新聞社とスポーツニッポン新聞社によって創設された映画賞。今回は、2022年1月1日から12月31日までに国内で14日間以上、有料で劇場公開された作品(アニメーションおよびドキュメンタリー部門は、同期間に完成もしくは上映された作品)が対象となった。

『死刑にいたる病』

男優主演賞には、阿部サダヲ稲垣吾郎佐藤二朗沢田研二妻夫木聡豊川悦司、女優主演賞には、岸井ゆきの田中裕子寺島しのぶ永野芽郁のん倍賞千恵子が候補に。

『さかなのこ』

最多9部門ノミネートの『ある男』は、『蜜蜂と遠雷』で第74回毎日映画コンクール日本映画大賞を受賞した石川慶監督が芥川賞作家・平野啓一郎の原作を映画化。

『ある男』

6部門ノミネートとなったのは、聴覚障害のある元プロボクサー・小笠原恵子さんの自伝を原案にした『ケイコ 目を澄まして』と、75歳以上が自らの生死を選択できる<プラン75>という架空の制度を媒介に、「生きる」という究極のテーマを問いかける『PLAN 75』。

『ケイコ 目を澄まして』

なお受賞作・受賞者発表は、2023年1月下旬の毎日新聞、スポーツニッポン新聞紙上にて行われ、表彰式は2023年2月14日(火)に開催される予定だ。


第77回毎日映画コンクール 主要ノミネート作品(者)(50音順)

【作品部門】
<日本映画大賞、日本映画優秀賞>
『ある男』『ケイコ 目を澄まして』『さがす』『PLAN 75』『夜明けまでバス停で』

<外国映画ベストワン賞>
『アネット』『Coda コーダ あいのうた』『トップガン マーヴェリック』『ベルファスト』『リコリス・ピザ』

【俳優部門】
<男優主演賞>
阿部サダヲ『死刑にいたる病』 稲垣吾郎『窓辺にて』 佐藤二朗『さがす』
沢田研二『土を喰らう十二ヵ月』 妻夫木聡『ある男』 豊川悦司『あちらにいる鬼』

<女優主演賞>
岸井ゆきの『ケイコ 目を澄ませて』 田中裕子『千夜、一夜』 寺島しのぶ『あちらにいる鬼』
永野芽郁『マイ・ブロークン・マリコ』 のん『さかなのこ』 倍賞千恵子『PLAN 75』

<男優助演賞>
窪田正孝『ある男』 坂口健太郎『ヘルドッグス』 砂田アトム『LOVE LIFE』 中島歩『よだかの片想い』
三浦友和『ケイコ 目を澄ませて』 山本耕史『シン・ウルトラマン』 横浜流星『流浪の月』

<女優助演賞>
安藤サクラ『ある男』 伊東蒼『さがす』 尾野真千子『千夜、一夜』 
玉城ティナ『窓辺にて』 広末涼子『あちらにいる鬼』 宮本信子『メタモルフォーゼの縁側』

<スポニチグランプリ新人賞・男性>
岡田健史『死刑にいたる病』 神尾楓珠『恋は光』 白鳥晴都『ぜんぶ、ボクのせい』
番家一路『サバカン SABAKAN』 目黒蓮『月の満ち欠け』

<スポニチグランプル新人賞・女性>
嵐莉菜『マイスモールランド』 大沢一菜『こちらあみ子』 川瀬知佐子『愛してる!』
北村優衣『ビリーバーズ』 Koki,『牛首村』

<監督賞>
石川慶『ある男』 白石和彌『死刑にいたる病』 高橋伴明『夜明けまでバス停で』
早川千絵『PLAN 75』 深田晃司『LOVE LIFE』 三宅唱『ケイコ 目を澄ませて』

【アニメーション部門】
<アニメーション映画賞、大藤信郎賞>
『犬王』『うまとび』『鬼、布と塩』『蟹眼』『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』『グッバイ、ドン・グリーズ!』『サカナ島胃袋三腸目』『Sampai jumpa laji』『すずめの戸締まり』『高野交差点』『駐車場でアメを食べたね』『猫パラレル』『半島の鳥』『MARE』『ミニミニポッケの大きな庭で』『無法の愛』『REMれむーThe waves of endless dreams』『わたしのトーチカ』『ONE PIECE FILM RED』


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《シネマカフェ編集部》

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