『ニュー・シネマ・パラダイス』のジュゼッペ・トルナトーレ監督による音楽ドキュメンタリー『モリコーネ 映画が恋した音楽家』より本編映像が解禁された。
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本作は、2020年7月に亡くなった伝説の映画音楽家、エンニオ・モリコーネの栄光と功績を、弟子であり友でもあるジュゼッペ・トルナトーレ監督が密着してとらえた音楽ドキュメンタリー。
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映像は、モリコーネがトルナトーレ監督と初めてタッグを組んだ『ニュー・シネマ・パラダイス』(1988)の1シーンから始まる。本作をきっかけに2人は初めて出会い、友情が生まれ、以降、トルナトーレ監督が手掛ける全ての作品の音楽をモリコーネが担当することになった記念碑的作品でもあるが、実は、最初の作曲オファーは“モリコーネから断っていた”と言う。
しかし「もう一度電話があって“とにかく脚本を読め”“感想を知らせろ”」とプロデューサーから言われたモリコーネが脚本を気に入り、トルナトーレ監督に「会いたい」と電話したことから、運命が動き出す。「興奮して会いに行った」「彼は新人の私を対等に扱ってくれた」とトルナトーレ監督はふり返り、この作品から以降全ての作品でタッグを組むことになる。
シチリアの小さな村を舞台に映写技師と少年の交流を描き、美しさと同時に切なさも感じさせるメロディとともに世界中にファンを持つ不朽の名作『ニュー・シネマ・パラダイス』。映画に魅了された少年トトが映写技師アルフレードとともにフィルムをセットする様子や、トトが大人になってからアルフレードとともに過ごした映画館を訪ねる場面など、同作から切り取られた珠玉の映像も必見だ。
『モリコーネ 映画が恋した音楽家』は2023年1月13日(金)よりTOHOシネマズシャンテ、Bunkamuraル・シネマほか全国にて順次公開。