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第80回ゴールデン・グローブ賞、ミシェル・ヨーが 『エブエブ』で主演女優賞!『犬王』は受賞ならず

日本時間1月11日(現地時間1月10日夜)、アカデミー賞の前哨戦とされる第80回ゴールデン・グローブ賞の授賞式がロサンゼルスにて3年ぶりにリアル開催。

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ミシェル・ヨー/第80回ゴールデン・グローブ賞 Photo by Gilbert Flores/Variety via Getty Images
ミシェル・ヨー/第80回ゴールデン・グローブ賞 Photo by Gilbert Flores/Variety via Getty Images 全 19 枚
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日本時間1月11日(現地時間1月10日夜)、アカデミー賞の前哨戦とされる第80回ゴールデン・グローブ賞の授賞式がロサンゼルスのビバリー・ヒルトンにて3年ぶりにリアル開催。A24作品の『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』がミシェル・ヨー、キー・ホイ・クァンの俳優賞受賞で2冠、『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』で女王ラモンダを演じ、助演女優賞を受賞したアンジェラ・バセットのスピーチなどで会場が沸いた。

『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』

アニメ映画賞にノミネートされていた湯浅政明監督の『犬王』は受賞を逃し、『ギレルモ・デル・トロのピノッキオ』が選ばれた。

スティーヴン・スピルバーグ監督は自身3度目の監督賞を受賞した自伝的作品『フェイブルマンズ』が作品賞(ドラマ部門)に。

『フェイブルマンズ』

最多ノミネートだった『イニシェリン島の精霊』は、マーティン・マクドナー監督の脚本賞、作品賞・主演男優賞(ミュージカル・コメディ部門)の最多受賞となった。

『イニシェリン島の精霊』

『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』からは主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門)にミシェル・ヨーが選ばれたほか、キー・ホイ・クァンが助演男優賞を受賞。

ミシェル・ヨーは先日も米の番組で、ハリウッドでは年齢を重ねることで役を得る機会が減ってしまうことを語ったばかりだが、アジア系女優として自身の闘いをふり返りながら40年立ってきたこの舞台に立ち続けることを力強く語っていた。

『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』

キー・ホイ・クァンは『グーニーズ』でキャリアのきっかけをくれたスピルバーグ監督や、本作のダニエルズ監督、共演者らに壇上から感謝を述べ、会場の涙を誘った。

また、インド映画『RRR』から高速シンクロダンスが話題となった「Naatu Naatu」が歌曲賞に。インド映画としても、アジア映画としても初受賞となった。「オスカー候補にも選ばれて会場で踊ってほしい」という声もSNSには上がっている。

『RRR』

一方、テレビ部門は、黒人の女性教師を主人公にした「アボット エレメンタリー」が作品賞・主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門)、助演男優賞の3冠。作品賞(ドラマ部門)は「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」が選ばれた。

「ハリウッド外国人記者協会(HFPA)」は変革を印象づけるように努めてはいたが、司会のコメディアン、ジェロッド・カーマイケルからは「私がここにいるのは、私が黒人だからです」と辛辣なジョークが式冒頭から飛び出していた。


第80回ゴールデン・グローブ賞 受賞結果

映画部門


作品賞<ドラマ部門>
『フェイブルマンズ』

作品賞<ミュージカル・コメディ部門>
『イニシェリン島の精霊』

<ドラマ部門>
主演男優賞
オースティン・バトラー『エルヴィス』

主演女優賞
ケイト・ブランシェット『TÁR』

<ミュージカル・コメディ部門>
主演男優賞
コリン・ファレル『イニシェリン島の精霊』

主演女優賞
ミシェル・ヨー『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』

<共通部門>
助演男優賞
キー・ホイ・クァン『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』

助演女優賞
アンジェラ・バセット『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』

監督賞
スティーヴン・スピルバーグ『フェイブルマンズ』

脚本賞
マーティン・マクドナー『イニシェリン島の精霊』

アニメ映画賞
『ギレルモ・デル・トロのピノッキオ』

非英語映画賞
『アルゼンチン1985 ~歴史を変えた裁判~』(アルゼンチン)

作曲賞
ジャスティン・ハーウィッツ『バビロン』

歌曲賞
「Naatu Naatu」『RRR』


テレビ部門


作品賞<ドラマ部門>
「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」

作品賞<ミュージカル・コメディ部門>
「アボット エレメンタリー」

<ドラマ部門>
主演男優賞
ケヴィン・コスナー「イエローストーン」

主演女優賞
ゼンデイヤ「EUPHORIA/ユーフォリア」

<ミュージカル・コメディ部門>
主演男優賞
ジェレミー・アレン・ホワイト「一流シェフのファミリーレストラン」

主演女優賞
キンタ・ブランソン「アボット エレメンタリー」

<共通部門>
助演男優賞
テイラー・ジェームズ・ウィリアムズ「アボット エレメンタリー」

助演女優賞
ジュリア・ガーナー「オザークへようこそ」

<ミニシリーズ・テレビ映画部門>
作品賞
「ホワイト・ロータス/諸事情だらけのリゾートホテル」

主演男優賞
エヴァン・ピータース「ダーマー モンスター:ジェフリー・ダーマーの物語」

主演女優賞
アマンダ・セイフライド「ドロップアウト~シリコンバレーを騙した女」

助演男優賞
ポール・ウォルター・ハウザー「ブラック・バード」

助演女優賞
ジェニファー・クーリッジ「ホワイト・ロータス/諸事情だらけのリゾートホテル」

キャロル・バーネット賞
ライアン・マーフィー

セシル・B・デミル賞
エディ・マーフィ


《シネマカフェ編集部》

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