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インド出身監督が撮る魂の救済『赦し』公開 松浦りょうの眼差しが刺さるポスター解禁

釜山国際映画祭でワールドプレミア上映された、魂の救済、赦しという深遠なテーマに挑んだ問題作『赦し』として公開決定、併せてポスタービジュアルが解禁。

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『赦し』©2022 December Production Committee. All rights reserved
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娘を殺された元夫婦と犯行時に未成年だった加害者の女性、癒やしようのない苦しみに囚われた3人の葛藤を見すえ、魂の救済、赦しという深遠なテーマに真っ向から挑んだ問題作『DECEMBER』(原題)。昨年の釜山国際映画祭でワールドプレミア上映された本作の邦題が『赦し』として公開決定、併せてポスタービジュアルが解禁となった。

ストーリー


7年前に高校生だった娘の恵未をクラスメートに殺害されて以来、酒に依存して現実逃避を重ねてきた樋口克のもとに、裁判所からの通知が届く。懲役20年の刑に服している加害者、福田夏奈に再審の機会が与えられたというのだ。大切なひとり娘の命を奪った夏奈を憎み続けている克は、元妻の澄子とともに法廷に赴く。

しかし夏奈の釈放を阻止するために証言台に立つ克と、つらい過去に見切りをつけたい澄子の感情はすれ違っていく。やがて法廷では夏奈の口から彼女が殺人に至ったショッキングな動機が明かされ、澄子は裁判から身を退くが、復讐の殺意に駆られた克はある行動を起こす…。

本作のメガホンを執ったアンシュル・チョウハンは、長編第2作の『コントラ』(19)でエストニアの「タリン・ブラックナイト映画祭」でグランプリ、北米最大の日本映画祭「ジャパン・カッツ」で第1回大林賞を受賞したインド出身日本在住の気鋭監督。

怒りと憎悪の呪縛に囚われた主人公、克を演じるのは、フィリピンの巨匠ブリランテ・メンドーサと組んだ主演作『義足のボクサー GENSAN PUNCH』が記憶に新しい尚玄

元妻の澄子に扮するのは、数々のドラマや第62回ブルーリボン賞助演女優賞を受賞した『台風家族』『ひとよ』などで多彩なキャラクターを演じてきたMEGUMI。深い喪失感を共有しながら、対照的なベクトルで裁判の成り行きを見つめる元夫婦の複雑な思いを表現する。

さらに、澄子の現在の夫を演じる「オリエンタルラジオ」の藤森慎吾、裁判長役を毅然と体現した真矢ミキがドラマに厚みを与える。

また、この度解禁するポスタービジュアルで強烈な印象を放つのが、夏奈役に抜擢された松浦りょう。映画デビュー作『渇き。』をはじめ独特の存在感を示してきた新進俳優が、本作における最大の発見として観客を驚嘆させるに違いない。

ポスターには何かを強烈に訴えかけるような眼差しの夏奈の表情のアップのみが配され、タイトルの“赦し”とどう繋がっていくのか想像をかき立てられるビジュアルとなっている。

『赦し』は3月18日(土)よりユーロスペースほか全国にて順次公開。

《シネマカフェ編集部》

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