田島列島の傑作漫画を広瀬すず主演×前田哲監督で実写化する『水は海に向かって流れる』より、第2弾キャストが解禁。
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本作は、26歳のOL榊さんと高校生の直達を中心に、曲者揃いのシェアハウスの面々の想定外の日々を綴った、家族の元を離れて始まる、家族の物語。現在話題のドラマ「夕暮れに、手をつなぐ」で主演を務めている広瀬さんが、過去のある出来事から「恋愛はしない」と宣言する榊さんを演じている。
そして、この度解禁となったのは、物語を彩る第2弾キャスト。物語のキーパーソンとなる直達を演じるのは、『3月のライオン』『キングダム』などで主人公の幼少期、『るろうに剣心』シリーズで明神弥彦を演じるなどキャリアを重ね、自身も現役高校生である大西利空。今回は、約400名のオーディションを勝ち抜きつかんだ大役となる。
大西さんは「直達のように、何か大きなものを背負う役柄を今まで演じたことがなかったので、不安でいっぱいでした」とコメント。
そんな大西さんに対して、前田監督は「長いキャリアを持っているのに、初々しさに溢れる天然な人柄と、初めて会ったのに何度も会っているような親しみやすさが利空くんの素敵なところで、直達そのものでした。演技なのか地なのか、撮影時と控え時の境界線がなくて、利空くんの中に最初から直達が同居しているようでした」と太鼓判を押す。
初共演となった広瀬さんは、大西さんについて「自分より年下の方としっかり組んでお芝居をするのが初めてだったので、新鮮でした。テイクによって少しずつ演技を変えると、それを受けて直達も変わっていく姿を間近で見て、“昔の私だ”と思いました」と語る。一方、大西さんは「広瀬さんのお芝居への強い熱量に負けないように臨みました」と互いに“年の差共演”をふり返る。
監督は「普段は飄々としている低体温な役柄ですが、思わず感情が溢れ出すシーンでは、スタッフ全員が感動するほど出し切ってくれました。二日がかりでの撮影になりましたが、その本気の姿は必見です」とコメントしており、その熱量にも期待が高まる。
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また、直達がシェアハウスに住むきっかけとなる、直達の叔父でマイペースな漫画家・茂道役(通称:ニゲミチ)には高良健吾の出演が決定。高良さん自身も「大人になりきれない茂道で、ダメダメな部分はありますが、彼の純粋な明るさがこの映画の中にはある」と語るとおり、本作の全体のカラーを担うと言っても過言ではないキャラクター。
監督は「高良さんはいつか映画でご一緒できたらと思っていて、やっと出会うことができました。ニゲミチを演じてもらえて、本当に嬉しかった!帽子にメガネと重ね着というキャラクターを作り込んでいく衣装合わせの中で、すでに役柄を掴んでくれました。楽しみながらニゲミチ演じてもらえたのではないかと思います」と喜びのコメントを寄せ、高良さんは「僕の好きな映画です。映画が楽しい場所に連れて行ってくれる。そんな作品になっています」と出来上がりに自信をのぞかせる。
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さらに、直達のクラスメイトで人気者・泉谷楓役には、いま最も勢いのある若手俳優、當真あみが出演。本作で長編実写映画初出演を果たし、直達に想いを寄せ10歳年上の榊さんに対抗心を燃やす楓をフレッシュな演技で瑞々しく演じる。
監督は「探しても探しても出会えなかった楓。沖縄に帰る前の少しの時間しか東京にいないという中学三年生の少女と面接することに。会った瞬間に、楓がそこにいました。透明感を持った佇まい、その中に芯の強さを秘めて、真っ直ぐに相手を見る目元と声の美しさは、素晴らしい女優になる証。運命としか言いようのない出会いでした」と賛辞を送る。
広瀬さん演じる榊さんに嫉妬をぶつける対峙シーンでは「私が上手くいかず何度もやり直したシーンにも、広瀬さんはずっと側でお芝居にお付き合いくださいました」とコメント。「何度テイクを重ねてもめげることなく、健気にぶつかっていく姿は感動的でした」と監督が語るように、体当たりの演技を披露している。
『水は海に向かって流れる』は2023年6月、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。