中国が制作した3DCGアニメーション映画『兵馬俑の城』の日本語吹き替え版声優が決定した。
中国歴代の皇帝によって作られた兵馬俑。その兵馬俑達が眠るはずの巨大な地下都市には、大きな秘密があった。兵馬俑達は、神から命を授けられ、もう一つの世界が作られていたのだった。
兵馬俑の雑用係・モンユエンが住む秦陽城は、凶暴な霊獣たちの襲撃に悩まされていた。その霊獣に拮抗するシアホウ将軍の姿に憧れたモンユエンは精鋭部隊「鋭士」への入隊を希望するが、将軍から「霊獣・地吼(ディーホウ)を捕まえる」という条件を出される。
霊獣・地吼を追う旅の途中、モンユエンは謎多き少女シーユイと出会う。旅の途中で2人は地下の世界では見られない美しい風景や世界の広さを知る。次第に惹かれ合う2人。モンユエンは、家族を探すシーユイの力になりたいと考えるようになる。そして、2人はついに、地吼を追い詰めるが…。
本作は、2021年7月に中国で公開、約7000万元(約14億円)を記録。第24回上海国際映画祭最優秀アニメーション作品賞にノミネート。日本では、2022年中国映画の上映企画「電影祭」にて中国版が上映された。
今回の吹き替え版では、福山潤が楽天家で優しい心を持った主人公の兵馬俑・モンユエンを、寿美菜子が家族を奪われた人間の少女・シーユイを演じる。
福山さんは「モンユエンは真っ直ぐ自分の夢に向かって進みます。その過程で出逢う人と出来事に自分なりに真っ直ぐ演じました。より多くの方々にご覧になって頂けますと幸いです。宜しくお願い致します!」とコメント。
寿さんは「アフレコは共演者とスタッフの皆さまと駆け抜けることができました。飽きさせない展開、絵や音のこだわりから、アフレコ中も沢山刺激をもらい大興奮でした。ぜひ劇場で、兵馬俑のみんなが暮らす世界を旅してください」と呼びかける。
また、中島ヨシキがチャラい性格だが肝心な場面では役に立つユニークなキャラクター、青銅でできた山羊のシャオバオ、星野貴紀がモンユエンのあこがれの存在でもあるシアホウ将軍を吹き替える。
中島さんは「青銅製の山羊の見た目をしているシャオバオは、その場を和ませてくれる可愛らしい本作のマスコット的存在…でしょうか。なかなか担当させていただくことの少ないキャラクターなのですが、とても楽しく収録させていただきました!」とふり返る。
星野さんは「オリジナリティあふれ、見どころの多い作品です。ド派手なアクションとほんのり切なくなるストーリー…是非、ご期待ください!!」と語っている。
そして、モンユエンとシーユイの後ろ姿と、壮大な地底の世界の奥に佇む巨大な像が印象的な日本版ビジュアルも到着した。
『兵馬俑の城』は6月16日(金)よりグランドシネマサンシャイン池袋ほか全国にて公開。