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横浜流星、亡くなったスターサンズ代表・河村光庸さんへの思い「僕らが体現しました」

俳優の横浜流星が3月30日、都内で行われた主演作『ヴィレッジ』の完成披露試写会に6度目のタッグとなる藤井道人監督とともに出席。本作の企画・製作・エグゼクティブプロデューサーを務め、2022年6月に亡くなったスターサンズ代表・河村光庸さんへの思いを語った。

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横浜流星『ヴィレッジ』完成披露試写会
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俳優の横浜流星が3月30日、都内で行われた主演作『ヴィレッジ』の完成披露試写会に6度目のタッグとなる藤井道人監督とともに出席。本作の企画・製作・エグゼクティブプロデューサーを務め、2022年6月に亡くなったスターサンズ代表・河村光庸さんへの思いを語った。

“村”という閉ざされた世界を舞台に、そこで生きる人々のリアルな姿を、圧倒的な映像美と世界観で描く本作。横浜さんは、かつて父親がこの村で起こした事件の汚名を背負うばかりではなく、母親が抱えた借金の支払いに追われ、巨大なゴミの最終処分場で働く青年・片山優を演じている。

開口一番「こん身の作品が完成しました」と自信を示した横浜さんは、「7年の付き合いになり、公私ともにお世話になっている藤井監督の長編では、初めての主演。いつもそうですが、全力で魂をこめて、より一層気合いが入った」と回想。「脚本の段階で、役者としての恐れや迷い、いろんなものを監督に伝え、何度も練り直して、愛のある脚本に仕上げてくださった」と藤井監督に全幅の信頼を寄せた。

そして「この作品には、河村さんの熱い思いが込められている」と語り、「それを藤井監督が本(脚本)にして、僕らが体現しましたので、この思いが見てくださる人の心にしっかり届いてほしいと思います。何か残るものがあれば、周りの人にも伝えてほしい」と切なる願いを訴えた。

河村さんは2008年に映画会社スターサンズを設立して以降、社会性と娯楽性を併せ持った独自の企画力で、数々の作品を発表。最後に映画づくりの遺伝子を託した1人が、第43回日本アカデミー賞の最優秀作品賞に輝いた『新聞記者』の監督に抜擢した藤井監督だった。

挨拶に立った藤井監督は、「僕を育ててくれたスターサンズで、主演は流星。責任に押しつぶされそうになったが、脚本段階から流星に励ましてもらった」とこちらも信頼感は絶大。河村さんは本作のオールアップにも立ち会い「元気に見届けてくれた」そうで、「完成した作品を見せたかったが、皆さんに届くことを喜んでいるんじゃないかと思う」としみじみ。「立場や年齢、育った環境で、答えは変わると思いますが、その答えを大切にしてもらえば」と客席にアピールしていた。

完成披露試写会には横浜さんと藤井監督に加えて、共演する黒木華、一ノ瀬ワタル、奥平大兼、作間龍斗、古田新太が顔を揃えた。

『ヴィレッジ』は4月21日(金)より全国にて公開。

《シネマカフェ編集部》

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